Southern France Organ Study Tour – 4

ツアー三日目は爽やかな青空。ヨーロッパの5月というのは、本当にIm wunderschönen Monat Mai  (ハイネの詩によるシューマン歌曲「詩人の恋」第一曲)だと思う。

この日の午前中はグルノーブルの近くの「フランスで最も美しい村」Saint-Antoine-l’Abbaye へ。十一世紀にエジプトの聖アントニウスの聖遺物を祀る修道院が建てられ、その門前町として栄えたらしい。

十七世紀に建造されたここのオルガンは、フランス革命の際にも破壊されることなく、幾度もの修復を重ねて現在に至る。

外観

Saint-Antoine-l'Abbaye

Saint-Antoine-l'Abbaye

修道院敷地内の木立と、我が物顔に闊歩するワンコ

Saint-Antoine-l'Abbaye

敷地内を別の方向から。いかにも「フランスの田舎」のイメージ。

Saint-Antoine-l'Abbaye

教会の中

Saint-Antoine-l'Abbaye

オルガン

Saint-Antoine-l'Abbaye

ここはオルガンロフトに上がる階段と、ロフトの間が狭い木の橋のようなものでつながっており、軽度高所恐怖症の身としては、この橋が落ちそうで、なんか気色悪かった。

オルガンロフトから教会を見下ろす

Saint-Antoine-l'Abbaye

フレンチ・クラシック(フランスのバロックはなぜか「クラシック」と呼ぶ)として
ClérambaultCouperin を準備して行ったのだけど、弾こうと思ってた曲を先に他の人が弾いてしまったので、これなら誰も弾かない Titelouze の Magnificat の第一曲と第二曲を。(去年、Magnificatをテーマにリサイタルをやったので、現在弾ける曲は Magnificat ばかりなのである。)

お昼は敷地内のレストランで。バスの出発時刻が12時半なのに、レストランは12時にならないとランチを出せない(レストラン自体は12時前から営業しており、飲み物は出す)とかで、大急ぎで掻き込んでバスに向かう。この辺、フランス人は絶対に規則を曲げないし、アメリカ人はランチの時間もちゃんと設定できない未開人だと思われてるに違いない。