歩道 — 解決!

クリスマス前に市役所に手紙を送った歩道の補修費用の件、来年になるまで何の返事も来ないだろうと思ってたら、なんと昨日、郵便(本物の郵便)が。

その内容は…

「かくかくしかじか、市役所にご連絡いただきありがとうございました。ご指摘の歩道補修費用は、市役所が負担いたします。ご質問があれば、55X-XXXXにお電話ください。」

こんな簡単に解決するとは思ってなかったら、何だか拍子抜け。

いま、市長のリコールがかかってるし、市財政の赤字を埋めるためにレストラン税や自動車税を上げたりしたところだから、ちょっと市役所全体が低姿勢なのかな?

あと、今回学習したことは、証拠に残る返事が欲しければ、電話番号を書かずに郵便でやり取りするのが一番、ということ。電話だと、いざというときに、「言った」「言ってない」で問題になるのが嫌だから。

よって今回の市役所の手紙は、大事に保管するものとする。

歩道再び

以前、家の前の歩道の補修を巡って、市役所とミニバトルをして勝ったと思いきや…(元記事はこれこれ。)

今頃になって歩道の補修の請求書が来た!(9月頃だったか、市役所の請負業者が来て、歩道の工事をしていたのだが。)

修理したのは市のマンホール(何故かどこへもつながっていないダミー)のあった一角だけなので、請求額は$165とたいした額ではないのだが、やはり市役所の責任であるべきものを自分が払わされるというのはどうも気分が悪い。そこで、これまでも経緯を再び説明しつつ、支払いを丁重にお断りする手紙を市役所に送った。

しかし、請求書には「異議のある場合は、board of equalization(日本語でなんというのだろう?家の評価額に文句がある場合も、ここに申し立てをする。)のミーティングに出頭するように」と書いてあったので、おそらくこの手紙ではらちが開かず、ミーティングに出頭しなくてはならなくなる可能性大。

シカゴ周辺などでの経験からして、こういったミーティングというのは平日の昼間に開かれるのが常で、行けば必ず半日は潰れる。もしわたしが1時間$300の弁護士だったら(残念ながら大学教員というのはこんな高給ではないが)、こんなものに出席したら、$1000の収入をふいにしてしまうことになるわけだ。そう考えれば、$165を払ってしまった方が理屈の上では得になる。(たかが$165を争うのに、弁護士を雇うわけにはいかない。)けれどやはり、納得できないものは払うわけにはいかない。

というわけで、やはりこの手紙では解決せず、board of equalizationのミーティングに出席するはめになったら、ふだん大学に行くときみたいな薄汚い格好ではなく、弁護士みたいな格好して行った方がいいのかな、などとどうでも良いことに思いを巡らせるのだった。

歩道その後

家の前の歩道の補修をめぐる戦いの続き。

うちの同居人が近所の人から聞いてきた情報によると、ことの発端はここから数ブロック離れたところにある「歴史的建造物美観維持地区」 (historic district) の住人たちらしい。うちは美観維持地区の指定範囲外にあるのだが、この地区内の住人たちが、「地区近辺の物件の状態が悪いと、自分たちの家の評価額に影響する」と言って、周辺地域の美化を市役所に訴え出たらしい。歩道敷石云々はその一環とのこと。

うちの家も含めたこの地域一帯は、昔(百年前)はオマハ市の西端で、金持ちがたくさん住む裕福な住宅街だったのだが、市街が西へ、西へと延びるにしたがってinner cityとなり、住宅街としての人気は低くなった。しかし、昨今の都心回帰の流れとも相まって、何とか復活させたいと思う人は少なくないらしい。

この辺の家はたとえばこんな感じ

とか、こんな感じ。

そりゃ、家の評価額が上がるのは悪いことじゃないけど、だからって言って大して悪くもないうちの前の歩道に文句をつけるのはやめてほしい。(それに評価額が上がると、固定資産税も上がるからねえ。今でも固定資産税、十分高いのに。評価額の2%越えてるんだから。)

敷石が1センチずれてる(測った…)のは、ちょっと地面を掘って細工したらまずまず平らになったので、月曜日に市役所に電話してみた。

「あの、歩道の修理が必要だって通達を受けたんですけど、わたしの目にはどこも悪くないように見えるんですよ。どこが悪いのか教えてもらえます?」

ついでにマンホールの件も一緒に尋ねてみたら、翌日電話がかかってきた。

「えっと、現場に行ってご指摘の部分を見てきました。南側の敷石はですねえ、あれはコーキングを直してもらえば結構です。それから北側のマンホールにまたがる部分は、これは市が補修します。」

ヤッタ!!!

しかし電話でそう言われただけでは心配なので、(書面でその旨、送ってほしいと言ったのだが、今のところ書面は届いていない)敷石にペンキで「市が補修」 (City To Repair) と書いてあるのをいちおう写真に撮っといた。最悪の場合はこれが書面の代わりだ!

歩道をめぐる戦い

アメリカでは家を所有するというのは何だかバトルの連続のような気がしてきた。前に駐車スペースをめぐる攻防について書いたけれど、こんどは歩道。

ことの発端は三週間ほど前のこと。同居人が「市役所職員らしきやつが近所の歩道にあちこち印つけて回ってるで。うちも何カ所かつけられたで。」と昼間、職場に電話してきたのが始まりだった。

歩道というのは市有地であるが、自分の家の前の歩道の維持補修は、家の持ち主の責任というのがアメリカでは多い。(歩道に芝生があれば、その芝生の草刈りも家の持ち主の責任である。そのくせ、芝生に木が生えている場合、家の持ち主に木を切る権利はない。エバンストンのときに市役所公園課が「木が痛む」のなんのと言ったのは、この歩道の木のことである。)

帰ってから歩道を見てみると、うちの前は三カ所。「整備不良、修復すべし。」の印であることは明らかである。

ここはマンホールを中心に敷石にヒビが入って、全体が傾いている。(敷石2枚)

ここは隣の敷石との間に隙間ができている。(写真右上)

市役所が何か言ってくるまで放っておこうと様子を見ていたら、果たして先週、市役所から書留(Certified Mail)で整備不良を通告する手紙が来た。(しかし、他の肝心なものはただの普通郵便で送ってくるくせに、なんでこんなもんを書留で送ってくるんだ?税金の無駄づかいだ〜!)それによると、自分で修理するなら、手紙が送付された日から20日以内に完了しなければならないこと。それに当たっては、まず市役所に電話して自分(または自分の雇った修理業者)で修理する旨を報告し、敷石の枠ができた時点およびコンクリートを流した時点で市役所の認可を受けること、その期間内に連絡のないものは市に修理を委託したものと見なし、市の雇った修理業者が修理を請け負うこと、その費用は完成後に家の持ち主に請求されること、ちなみにわたしの家の場合は市の委託業者にさせた場合、見積もり額は幅5フィート、長さ20フィートで面積100平方フィート、$366であるとのことだった。(たった3枚の敷石に20フィートの見積もりを出してくるということは、印をつけられていない敷石も砕いて敷き直すということに違いない。なんという無駄!)

だいたい、上の写真の部分はマンホールが傾いているから敷石が傾いたのであって、マンホールの維持補修はいくら歩道の真ん中にあるとはいえ、市役所の責任である。その上ご丁寧なことに二週間ほど前に市役所の職員がこのマンホールのチェックに来たそうだが、なんとこのマンホールは実はどこにもつながっておらず、蓋の下は砂で埋められているのだそうである。(日中、家にいて、このようなことを全部偵察してくれる同居人がいるのはまことに有り難いことである。)偽マンホールのせいで傾いた敷石の修理なんかまっぴらごめんである。

下の写真の隙間の方であるが、わたしは自転車/徒歩通勤なので近所の歩道の状況はよく知っている。近所のこんな歩道も

(段差を定量的に表すために、わたしのカメラの充電器を並べて写真に撮った。この充電器の高さは8.5 cm。断っておくが、ここは階段ではない。平坦であるべき歩道である。)

こんな歩道も

要修理マークが付けられてないのに、なんでうちの前の敷石の隙間が修理対象なのか?

この不景気の中、どこの自治体も財政難だそうだが、オマハもかなり悪いらしい。とくにこの冬は雪が多かったので、除雪費用と雪解け後の道路の路面修理のために、道路関係は予算を大幅にオーバーしているのだろう。雪の中、路上駐車している車をどんどん駐車違反でレッカー移動して罰金を取ったのは、予算の不足分を埋める方策の一つだったと聞いている。この歩道修理の件も、市が業者を雇ってやらせるとのことだが、業者から市に何らかのキックバックがあるに違いないとにらんでいる。いったいどういう基準で要修理マークを付けているのか不透明なところも、すごく腹が立つ。

でも、問題は、この不服をどこに訴え出るかなんだよね。市民に嫌がらせをしているのが市役所である以上、市役所に訴え出ても握りつぶされるだけだろうし、うちの地区の市会議員は、冬場のレッカー移動作戦(?)の発案者だったという噂もある。これがエバンストンなら、コミュニティー新聞に投書すれば、どこからともなく「同好の士」が現れて、結構世論を動かすことも容易なのだけど、オマハというところはうちの同居人に言わせると、どうも民意が低いというのか、あんまり草の根パワーはないらしい。$366のために弁護士を雇うのは意味があるのかな?