Southern France Organ Study Tour – 8

ツアー5日目、日曜日。この日は希望者はビーチで水遊び、残りはスペイン国境近くの Perpignan の Cathédrale Saint-Jean-Baptiste で11時のミサに出て、午後、そこのオルガンを弾くというオプションツアーの日。前日までの爽やかな青空はどこに行ったのやら、グズグズと曇った肌寒いお天気。あまりビーチ日和とは言えないので、 Perpignan に行くことにした。(同居人は教会はもう飽きた、ということでビーチを選ぶ。)

地中海に面した Port la Nouvelle  は Perpignan への道すがらになるので、ビーチ組はここで下車。残りはバスで Perpignan へ。スペイン国境のすぐ近くなので、周囲の車もスペインナンバーが増えてくる。

さて、11時のミサに間に合うように早起きしてはるばるやってきたのだが、なんと!

「神父さんが予定を間違えて帰ってしまったので、11時のミサはありません。ミサに与りたい方は他の教会に行ってください。聖餐だけ受けたい方には、助祭がすでに聖別された聖餅をお配りします。」って。

う〜ん、前日の Aix といい、この Perpignan といい、なんか神経質なアメリカの教会とはだいぶ違う感じ。とりあえず聖餐式に参加。神父さんがいないので eucharistic prayer のない簡略版である。

カトリックの司式は世界中どこでも基本は共通なのだけど、音楽の使い方などがアメリカとフランスで違うのが興味深い。アメリカのミサでは聖歌はどこでもオルガン主導。オルガンがイントロを弾き、メロディーもオルガンに合わせて会衆が歌う、といった感じ。フランスは、今回の旅行中に2回体験した限りでは、カンターもしくは助祭が主導、オルガンは歌に静かに従属する感じ。ただし、歌詞の節と節の間に、ちょっとしたオルガンソロ(即興?)が入る。フレンチ・クラシックのオルガン宗教曲は歌唱とオルガンが交互に入る構造になっているのが基本なのだけど、これはその伝統を継いでいるのだろうか。

で、無事に典礼が終わったところで、ロフトから出てきたオルガニストを捕まえて話し合った結果、午後二時に「誰か」が来てオルガンを弾けるようにするので、それまでに昼食でも食べてきてくださいということになった。

大通り近くのカフェで昼食。なんとかお天気も持ち直し。

Perpignan の Cathédrale Saint-Jean-Baptiste にはオルガンロフトに一台、祭壇の後ろにもう一台、と二台の Cavaillé-Coll がある。ここの教会の内装はこれまで見たどこの教会とも違って、すごくスペイン風。

この日はフランスの「母の日」ということで、教会の前の花屋に last minute で花を買う人の行列が出来ていた。

外観

Perpignan Cathedral Perpignan Cathedral

 

内部

Perpignan Cathedral Perpignan Cathedral Perpignan Cathedral

 

メインオルガン

Perpignan cathedral, main organ

オルガンロフトの下部にはこんな飾りが。

Perpignan cathedral

 

約束の二時になってやってきたオルガニストは、日本語を話す女性だった。ここで弾いたのは Dupré の Magnificat の第五曲。