駐車スペースをめぐる攻防 その3

最近Twitterの即時性がおもしろくて、なかなかブログにまで手が回らない。いろいろ小出しにつぶやいていると、ブログの方は「ちょっとまとまったことを書かなくては。」と構えてしまうのだろうか。

さて、駐車スペース問題の続き。

これまで傍聴した公聴会でパワーポイントを使ってる人を見かけなかったので、市役所にパワーポイントは使用可能なのかどうか問いあわせてみたところ、とくに問題はないとのことだった。ただし必要な機材は自分で用意せよとのこと。コンピューター、プロジェクターは問題ないとして、一回切りのためにスクリーンまで準備するのは面倒だなあと思っていたら、上手い具合に CraigsList で安く手に入れることができた。

講演の本当に上手な人は、スライドなど使わずに話術だけで聴衆にアピールすることができるが、こちらは英語は外国人なのでどうしてもアクセントがある。だから聴衆の理解を助けるためにも要点は画面に書いておくべし、というのは、セミナーの基本。だから、セミナーを準備するときと同じくらいの時間をかけて資料を集め、スライドを準備したのだが。。。

結果は「却下」だった。公聴会の会場の聴衆の面子を見た瞬間に「これはいかん」と思ったのだけどね。うちの北側、二軒向こうのコンドの老人どもが大挙して押し寄せて来てたのだ。ここの住人は長年エバンストンに住み、年を取って一軒家を手放し、ここのコンドに移ったという人がほとんどで、彼らのスタンスは何事にも一環して「古いエバンストンを守れ、改築、新築はノー。」最初からそういう反対論が出ることはこちらも予想していたから、「100年以上前の土地の区画割りのせいで、合法的に駐車スペースを作ることができないのは、現代の生活にそぐわない。」という主張を用意していったのだが、(頭)数の威力というのは無視できない。市役所の方はこれまた公園課というのが「敷地内に駐車スペースを作るためドライブウエーを設置すると、歩道の木の根が痛む。」という。(エバンストンの公園課というのは、市有地の木に GPS を付けるという意味不明なプロジェクトを推進した連中だから、この程度のことを言うのは予想された。木が動き出すとでも!?「マクベス」じゃあるまいし。)

さて、わたしは物事は明るい側を見るお気楽な性格なのだが、今回の公聴会の収穫は、終わった後で(外見から判断するに)プロの弁護士と思しき人に声を掛けられて、「残念でしたね。でも、あなたの戦略はなかなか良かったですよ。」と言ってもらったこと。弁護士と大学研究者の違いというのは、その話を理解したいと思っている聴衆に向かって話すのか、相手の話を否定しようと虎視眈々狙っている聴衆に向かって話すのかということを除けば、基本的な論理の組み立てとかはあまり変わらないんだろう。