Posted in Music on Jan 29th, 2012 6 Comments »
今週末は教会恒例のFlower Festival。「真冬に教会を花で飾り立てて、春の気分を味わいましょう。」ということらしいが、今年は暖冬なので有難みがちょっと薄い?で、小さい方のチャペル(Our Lady of Nebraska Chapel)でオルガンを弾いた。 Our Lady of Nebraskaということで、この写真では見えないかもしれないけれど、マリア様は手に農作物を。このチャペルの飾り付けのテーマは「結婚式」ということで、司式の司祭(左側)に新郎(右側)、花嫁は下の写真の如し。 弾いた曲目は以下の通り J S Bach, Duetto No. 3, BWV 804 Francois Couperin, Mass for the Convents (1. Plein Jeu, 1st Kyrie; 5. Dialogue, 5th Kyrie, 18. Elevation) Felix Mendelssohn-Bartholdy, Sonata No. 6 同居人はこれらの曲はもう飽きたから、何か別のもんを弾いてくれと。リクエストは贋作との噂もあるBWV 565のToccata and Fugue。
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Posted in Life, Music on Nov 14th, 2011 No Comments »
2週間後のオルガンコンサート(と言っても、自分が弾くのは5分か10分くらいだけど)に出ることになったので、会場のオルガンを下見に。 オルガンというのはピアノと違って、規格がバラバラなのである。手鍵盤が1段のものもあれば、3段、4段のも。出せる音の種類(ストップ)も楽器によって違う。パイプオルガンだとフランス式、ドイツ式で全然違うし、電子オルガンはその折衷型みたいなものだけど、それでも実際に見てみないとわからない。 そして(わたしにとっての)最大の難関はペダル。現代のピアノなら、楽器によって(たとえそれがヤマハであってもスタインウェイであっても)鍵盤の幅が違うということはあり得ないのだが、オルガンのペダルは何と機種によって幅が違う!家で練習用に使っているオルガンのペダルはAGOスタンダードといって各ペダルが扇状に並び、両端が中央より高くなっているタイプなのだが、うちの教会のオルガンはどれもこれもヨーロッパ式でペダルは平行、両端の高さは中央とほとんど同じ。つまり、家で練習しているときと、教会で弾くときとでは、「踏み心地」がかなり違うのである。 AGOスタンダードペダル 上が断面図。下が真上から見た図。断面図を見ると、両端が中央より高くなっているのがよくわかるでしょう。 ドイツ式ペダル 現代のオルガンはパイプオルガンでも電子オルガンでもスイッチがあるのだが、「オルガンの下見の最大の難関は、どこにスイッチがあるか見つけることよ」とはわたしのオルガンの先生の弁。(パイプオルガンでもふいごは電動だからスイッチが必要。)ストップはどのオルガンでもわかりやすくラベルされているのだが、スイッチは何故かはっきりラベルされていないことが多いらしい。うちの教会の練習用オルガンの一つに至っては、スイッチはキーボードの下の見えないところにある。とりあえず今日見に行った教会は、本当のパイプオルガンではなく電子オルガンで、ペダルはAGOスタンダードなので、家の練習用と同じ。スイッチが見当たらなかったが、車のキーのようなものがぶら下がっていたので、もしかしてこれがスイッチかなと思ってひねってみたら、無事にオンに。(案内してくれた教会の事務のおばちゃんは、「これがオルガンだけど、あたしは何も分からないからね。」と念を押して去って行った。つまり「スイッチの位置が分からなくても、あたしに聞かないでよ。」という意味だったに違いない。)あとはレジストレーション(ストップの組み合わせ)を色々試して、どの曲をどのレジストレーションで弾くか決めて、とりあえず下見終了。次にこのオルガンに対面するのは本番ということになる。 ちなみに弾く曲はJ S BachのOrgelbüchleinからアドベント・クリスマス曲を3曲。 BWV 599 — Nun komm, der Heiden Heiland BWV 602 — Lob sei dem allmächtigen Gott BWV 608 — In dulci jubilo
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Posted in Music on May 17th, 2011 No Comments »
Who moved my cheeseとかいうセルフヘルプ本があったけど、これは全く関係のない話。 同居人が電話の留守録音をチェックしていたら、マリー(教会のmusic director)からわたしへのメッセージが入っていたらしい。 「マリーからCan you hold the cheese?(チーズを押さえる人を探してるんだけど、あなたできる?)ってメッセージが入ってるで。チーズ押さえって何やねん?」 わたしはすでにマリーと直接話をして、この件は片が付いていたのだが、押さえるのはcheeseではなく、keys、つまりオルガンの鍵盤のこと。 ピアノの調律なら調律師ひとりで鍵盤を押さえながらネジを操作することができるが、パイプオルガンの場合はそうはいかない。パイプの調節装置は個々のパイプに付いているので、鍵盤を押さえながらそれを操作するのは不可能。そこで、調律師の指示に従って鍵盤を押さえる人が必要になる。これがCan you hold the keys?という質問の正体だった。 鍵盤を押さえる順序は、パイプの並んでいる順番に従う。だから、隣り合わせの鍵盤に相当するパイプが実はパイプの森(?)の反対の端にある、とか、そういった外から見ただけではわからないオルガンの秘密(?)に触れることができる。 例のごとくYouTubeを探したら、やっぱりあった、オルガン調律のビデオ。
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Posted in Music on Jan 23rd, 2011 No Comments »
Twitterでオルガンのことをつぶやくと結構反響がある。パイプオルガンに興味ある人って思いのほか多いらしい。 さて、オルガンといえばバッハ、バッハのオルガン曲といえば真っ先に思い浮かぶのが BWV 565 のトッカータとフーガ。(チャララ〜ン、チャララララン、ラ〜ンってやつ。ウィキペディアの該当ページで聞けます。)しかしこれには偽作疑惑があるらしい。一説によると、元は d moll のオルガン曲ではなく a moll のヴァイオリン曲だったのを、後世の作曲家がオルガン向けにアレンジしたのではないかと。疑惑の根拠の一つは、バッハのオルガン曲にしては構成が単純すぎるということらしい。たしかに楽譜を見ればよくわかるが、ペダルが動いている間は手は休み、とか、バッハにしては妙に弾き手に優しい構造になっている。基本的にバッハの鍵盤楽曲というのは、単純そうなセクションでも弾き手は一瞬たりとも気を抜けない意地悪なのが普通なので。 このヴァイオリン版、なんと YouTube で聞けます。 Vanessa Mae とかのポップ的ヴァイオリンじゃなくて、バッハ偽作説に基づいて再構築された a moll のやつが。聞いてみるとこれは元々ヴァイオリン曲だったという説が妙に信憑性を帯びてくるように思えるのですが、どうでしょう?
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Posted in FI, House, Money on Dec 25th, 2010 4 Comments »
これまで半年、教会のレッスン室のオルガンでずっと練習してきたのだが、やはり練習用のオルガン(ペダル付き)が家に一台欲しいところ。オルガンの先生から「中古オルガンの広告が出てたよ。」とメールが来たので、実物を見に行くことにした。 売り主は六十代後半か七十代くらいの爺さん。わたしは世間話(small talk)があまり得意でないのだが、同行した同居人が聞き出したところを総合すると、オルガンは娘(?孫?)のためについ最近、中古で買ったもの。しかし今住んでる家を手放して近くに住む娘のところに身を寄せることになったので、そうなると置き場所がない。だから買ったばかりのオルガンを手放すのだと。 さらによく話を聞いてみると、どうやらモーゲージからwalk awayしようとしている様子。爺さんの家のある辺りはオマハのダウンタウンから離れた新興住宅街(と言ってもオマハは狭いので、ダウンタウンから車で20分ほどだが)で、いまだに新しい土地が売りに出ている地区。新築だって今なら住宅不況で投げ売りになっているだろうから、こんなところで築五年ほどの家を売るには相当時間がかかるだろうことが容易に予想された。 しかし! この爺さんの家が築五年ということは、爺さん夫婦は六十代でおそらく普通のモーゲージを組んで、この家を買ったはず。その年で、新たに一軒家を買うという行為そのものに、住宅バブル時のメンタリティがありありと浮かんでくる。家の前に出ていた「売り家」の看板の不動産エージェントの名字が爺さんと同じ名字だったところをみると、どうやらこのエージェントは爺さんの娘(あるいは義娘)ではないだろうか?ということは、この家を買ったのも、彼女の勧めだった可能性がある。(「お父さん、老後資金を手っ取り早く増やすには不動産が一番よ。今(2005年頃?)、新築を買っても、お父さん、お母さんが介護が必要になるまであと10年か20年。その頃までには不動産は大きく値上がりしてるはずだから、お父さんたちが介護施設に行くときにこの家を売れば、介護費用は十分賄えるわよ。」*) その上、モーゲージからwalk awayしている様子にもかかわらず、家の中には立派なクリスマスツリーが飾られ、ツリーの周りには孫のためと思われるクリスマスプレゼントがきれいにラッピングされて用意されていた。まあ、アメリカというのは見かけの立派な安物が簡単に手に入る国だから、クリスマスツリーやプレゼントを見て「こんなことにお金を浪費するなんて」と言いつらうのも何だが、これがやっぱりアメリカではよくある経済感覚なのかな?モーゲージよりもクリスマスプレゼントの方が優先順位が高いとは… 今日のNew York Timesにloan modificationに成功した夫婦の話が出ていたが、この人たちだってもともとバブルの頂点で頭金なし、変動金利で家を買って、モーゲージが払えなくなったのがトラブルの始まり。「この経験に懲りたので、今では1、2ヶ月のモーゲージ支払い分に当たる金額をsavings accountに入れておくようにしてます。」…ちょっと「お金」ってもんをなめてるんじゃない? * これはわたしの勝手な想像です。事実を確認したわけではありません。
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Posted in Music on Dec 12th, 2010 2 Comments »
今日のミサの前奏でオルガンデビュー!と書くと格好いいが、実はヒヤヒヤしながらようやく最後まで弾いたという感じ。 オルガン、特に教会にあるようなパイプオルガンは、ほとんどがカスタムメイドのせいか、ペダルの間隔が楽器によって違ったりする。うちの教会の聖堂内のオルガンは、練習用オルガンよりペダルの幅が広い。ペダルは目で見ないで、位置を体感覚として覚えて演奏するので、(実際には先生の目を盗んでチラ見するのだが)その間隔が変わるというのは習い立ての初心者にはありがたくない。しかも一回踏み損ねると、音をはずしたことの焦りと、そこから次のペダルへの位置関係がずれてくることによる焦りが重なって、なかなか辛い。オルガンの先生に「音をはずしても、止まらずに知らん顔して前に進む練習をするのよ。」と言われたけど、たしかにそれは大事かもしれない。 今日弾いたのは、アドベント(待降節)ということで、 Nun Komm der Heiden Heiland に基づく小品二曲、バッハの Orgelbuchlein (BWV 599) とスウェーリンク。バッハの方は YouTube にたくさん出ている。スウェーリンクは後期ルネサンスからバロックに分類されるオランダの作曲家で、こんな感じ。こっちはペダルがないので、これを選んだのは正解だったと思う。
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Posted in Music on Oct 15th, 2010 No Comments »
聖歌隊のディレクターは本業オルガニストなのだが、彼女自身は現在は新しいオルガンの生徒は取っておらず、わたしのオルガンの先生は、別の人である。 6月にはじめてオルガンのレッスンを受けたとき、「どうしてオルガンを習いたいのか」と尋ねられた。教会がやってる音楽個人レッスンなので、模範解答は「典礼奉仕をしたいから」なのかもしれない。でも、あまり口から出任せでそんなことを言うのも何かと思ったので、「バッハのオルガン曲が弾きたいから」と答えておいた。(個人的にはバッハは弾くのは面白いが、趣味的に一番好きなのは後期ロマン派あたりである。マーラーの音楽などは、あのどよよ〜んと長いのにどっぷりと浸ることができるが、バッハの場合はどうもしゃんと背筋を伸ばして聞かないといけない気がして、だら〜んと浸るわけにはいかない。) しかしこれまで知らなかったけれど、オルガンの世界では、バッハというのは完全に他とは別格の扱いなのですね。なにしろ、「バッハ以前」と「バッハ以降」で演奏テクニックすら異なるのである。ピアノではバッハといえどもここまで別格ではないものね。 そろそろペダルのある曲を弾いてもいいんじゃないというので最近取り組んでるのは、バッハのオルガン小品集 (Orgelbüchlein) のコラール前奏曲。Orgelbüchlein とは文字通り訳せば「ちっちゃなオルガンの本」という意味だが、(その上ご丁寧にもバッハは「初心者のための」と断り書きをつけている!)その可愛らしい名前とは裏腹に、短い単純そうなコラールが、これが手と足を同時に動かすとなると結構手強い。片足でオクターブ跳躍することに比べれば、平均律の4声のフーガの方がましだわ、とか思いながら悪戦苦闘中なのである。 Orgelbüchlein の Wikipedia ページ(英語) Orgelbüchlein 楽譜 Orgelbüchlein 演奏(オルガン)(リンク先で Orgelbüchlein をクリック)
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Posted in Life, Music on Oct 14th, 2010 2 Comments »
最近ブログの更新が滞っている理由のひとつはオルガンのせいである。聖歌隊のディレクターに「あなた、ピアノ弾けるんだったら、オルガンやったらいいわよ。」と煽てられたのに軽い気持ちでホイホイとオルガンのレッスンを申し込んだのが6月。以来、一週間がオルガンの練習中心に回る状態になってしまった。 念のために言い添えておくと、オルガンとはもちろんパイプオルガンのことである。日本の小学校の教室にあったリードオルガンではない。教会の聖堂内のあの大きなパイプオルガンでレッスンさせてもらえるのかと思ったら、レッスン、練習用は別の小さなオルガンがあるのだった。小さいとは言っても、ちゃんとパイプのついたやつである。電子オルガンではない。 最初はどうせ手だけの練習だろう、それなら家のピアノでまあまあ練習できるだろうと高をくくっていたら、なんと、最初からしっかりとペダルも平行して練習しなさいと!こればっかりはオルガンがないと練習にならないので、週に3回、オルガンの練習に教会に通っている。(家のピアノの前で足をパタパタ動かすというのも試してみた。畳の水練と笑うなかれ、結構役に立つことが判明した。) これが聖堂内のでっかいオルガン
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