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クリーブランドの地元新聞によると、司教区の教区再編成で閉鎖された教会が、司教の決定を不服としてバチカンに直訴していたのだそうだが、この度、バチカンから「教区閉鎖には手続き上の不備があった」として教区の再開が認められたらしい。同居人の地元、聖ウェンドリンも再開が認められた教区の一つ。さっそく再開を祝う集会が開かれ、百人以上の信徒が集まったそうだ。
今日のNew York Timesには、閉鎖されたクリーブランドの教会の聖像を修復する(本業)メーキャップアーティストの話が。

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The Artist

今年のアカデミー賞は明日らしいけど、遅まきながらノミネート作のひとつ、The Artistを見てきた。

サイレント映画スターのジョージは、女優志望のペピーと偶然出会う。ジョージのちょっとした口添えで映画出演の足がかりを掴むペピー。それを機に、彼女は少しずつ女優としての実績を伸ばしていく。

2年後、映画会社の社長が「サイレント映画はもう古い」と、音声付き映画に方針転換する。新しい方針に賛同できなかったジョージは、自分でサイレント映画をプロデュース。その映画の公開は、ペピーの主演する音声付き映画の公開と重なった。結果はジョージの惨敗。1929年の株式市場の大暴落に加えて、妻との離婚も相まって、ジョージは経済的窮地に立たされる。

裏びれたアパートで、長年連れ添った愛犬と二人(?)きりで暮らすジョージ。先行きの見通しもなく、自暴自棄になったジョージは、自分の出演作のフィルムに火をつける。そして。。。

ストーリー展開は予想通り、最後はハッピーエンドの非常にチャーミングな映画。サイレント仕様で、ほとんど人間の会話なし。ストーリー展開上必要最小限な会話は、字幕で提示される。カーチェイスもない、暴力シーンもセックスシーンもない、結末は見え見えなのに、それでもワクワクドキドキできる、ある意味で「昔の映画」の良さをありったけかき集めてお洒落にパッケージした、楽しい2時間弱だった。

そもそも主役ジョージの苗字はヴァレンティン。明らかにサイレント時代のスター、ルドルフ・ヴァレンティノを意識した命名だろう。羽振りの良かった時代にジョージが住んでいた豪邸は「サンセット通り」を思わせる。「忠実な執事」も「サンセット通り」に出てきましたね。(The Artistの執事役は牧羊豚映画Babeのホゲットさん。)スターへの階段を登る若い女と、下り坂の男という取り合わせは、「スター誕生」そっくり。「スター誕生」はもっと重いけど。

そして忘れてはならないのが、スーパードッグ、ジャック。(本名、アギー。)「会話音声がない」「何を言ってるかわからない」というのは、この映画の重要なポイントで、だからこそ「人間の言葉をしゃべれない犬」というのが意味を持つわけである。このアギーちゃんの名演、「男優賞にアギーを」という声が絶えず、BAFTAは「アギーは賞の対象外」との声明を出すはめになったとか。明日のオスカー、アギーが来るなら中継を見てもいいと思うくらい。

しかしこの映画、実はフランス映画。今のハリウッドはこういう幸せな映画を作らないんだなあ。

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The Zuckerberg Tax

FacebookがIPOされたら、Mark Zuckerbergはものすごい額の税金を払うことになる*とか、これでカリフォルニア州の税収が増えて、州の財政が潤うとか、いろんな話が出ているが、New York Timesにこんな記事が。

以下、概要 —

これはFacebookに限ったことではなく、AppleのJobsやBerkshireのBuffettにも当てはまる話だが、彼らが大量に持つFBやAAPLやBRKの株価は大幅に上昇したが、彼らの資産総額の上昇は紙の上だけのことで、現行の税制ではそれを売却しない限り税金はかからない。しかも、彼らがその値上がりした株を生前に売却せず、遺族が相続した場合、cost basisは相続した日の株価が基準となるので、相続人にとっては、その日から売却日までの上昇分にしか税金はかからない。

大金持ちもキャッシュが必要になれば株を売るだろうと思うかもしれないが、実はそうではない。株を売れば税金が発生するので、株を担保に借金する方が有利なことも多い。実際、OracleのEllisonは彼の保有するORCL株を担保にビリオンダラー単位のお金を借りている。

ここで筆者は提案する。超金持ち(トップ0.1%)の資産増加分をmark-to-marketで実際に売買が行われなくても毎年課税してはどうか。この新たな財源によってブッシュ減税を維持し、AMTを廃止し、財政赤字を削減し、予算緊縮を緩和することができる。この税金は超大金持ちにしか適用されないので、ミドルクラスには関係ない。

以下はわたしの意見 —

筆者は0.1%の大金持ちが対象と述べているが、株式を公開していない会社の所有者はどうなるのか?果たしてそんなに厳密に0.1%を同定できるだろうか?0.1%から1ドルでも少なければ税を免れるのか?

資産価値上昇分に課税する代わり、価値が減少したらその分、税金を払い戻すと言っているが、そんなことが可能か?リーマンは2007年初頭には総額54.6ビリオンダラーのマーケットキャップを持っていたのが、2008年が終わるまでに実質ゼロになった。同時期に資産総額が激減したのは一社ではない。こんな規模の急速なロスに税金の払い戻しで対応できるのか?

* Wall Street Journalの記事の最後に「これは金持ちは税金を払わないという意見の反証になる」とあるが、わたしから見れば見当はずれだと思う。Zuckerbergがordinary income rateで税金を払うのは、彼のstock optionのストラクチャーの問題であり、金持ちが税金を払うかどうかとは関係ない。

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久しぶりの雪

今年はこれまで異様な暖冬で、1月下旬に日中最高気温華氏70度(摂氏21度!)を記録してみたり。地表が雪で覆われていないので、太陽熱の吸収が良く(単に、雪があると白いので太陽熱を反射する、地面が露出していると黒いので吸収する、という理由)、これも暖かさに拍車をかけているのだとか。で、この週末、久々の雪が降ったので、ちょっと写真に撮ってみた。

例年ならこの地方の雪はサラサラの粉雪なのだが、今年は気温が高いのでベタベタの雪。土曜日一日降り続いた雪の量は、約9インチ(23センチ)。今日は道路は大根おろし状態。

除雪車

ここは実は歩道なのだけど、空き地の前で歩道を除雪してないので通れない。ということで、人間は車道を歩くことになる。(歩道の除雪は、そこに面する不動産の所有者の責任。空き地なら、本当は空き地の所有者が除雪しないといけない。)

除雪車が通ると、路上駐車してる車はこんな風に雪の土手に押し込められることになる。脱出するには、車の雪をはらうだけでなく、雪の土手も少し掘らないといけないだろう。4WDならこれくらいの土手は乗り越えられるだろうけど。

家の屋根に雪が積もっているのは、実は断熱が効いている証拠。断熱が悪いと家の中の温かい空気で屋根が温まって、雪がすぐ溶ける。

雪が降ったといっても気温は氷点前後なので、全然寒くない。

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税金対策の失敗

まだ税金関係の書類が全部揃ってないので2011年のタックスリターンは終了していないけれど、税金対策の上で一つ失敗したことに気づいた。

年末に少しまとまった額のキャッシュが必要になったので、投資講座(IRA外の普通の課税口座)の株式を少し売ったのだが、この株式の選択をもう少し慎重にやればよかった。利益確定のために値上がりした株を売ったのだが、おかげでキャピタルゲインが。もう少し、値下がりした株で相殺して、もっとゲインを抑えた方が税金のためには有利だった。

まあ、長期キャピタルゲインは税率が15%なのがせめてもの救い。キャピタルゲインを出すのはバフェットやロムニーのような大金持ちだけではないのですよ。

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Flower Festival

今週末は教会恒例のFlower Festival。「真冬に教会を花で飾り立てて、春の気分を味わいましょう。」ということらしいが、今年は暖冬なので有難みがちょっと薄い?で、小さい方のチャペル(Our Lady of Nebraska Chapel)でオルガンを弾いた。

Our Lady of Nebraskaということで、この写真では見えないかもしれないけれど、マリア様は手に農作物を。このチャペルの飾り付けのテーマは「結婚式」ということで、司式の司祭(左側)に新郎(右側)、花嫁は下の写真の如し。

弾いた曲目は以下の通り

J S Bach, Duetto No. 3, BWV 804
Francois Couperin, Mass for the Convents (1. Plein Jeu, 1st Kyrie; 5. Dialogue, 5th Kyrie, 18. Elevation)
Felix Mendelssohn-Bartholdy, Sonata No. 6

同居人はこれらの曲はもう飽きたから、何か別のもんを弾いてくれと。リクエストは贋作との噂もあるBWV 565のToccata and Fugue。

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ツイッターを眺めてたら、あんまりにトンデモな記事のリンクが貼ってあったので仰天。→

それもスポーツ誌やゴシップ誌ならともかく、いちおう日経なんだからショックも大きい。(あまりに恥ずかしい記事なので早々にサイトから撤去されると思いきや、12時間以上たってもまだ平然とアップされたまま。万が一、撤去されたときのために、スクリーンショットを撮ってしまった。)

ちなみにこちらが東大が発表したプレスリリース。→

ついで、これもツイッターで教えてもらったのだが、マイナビというところにはもうちょっとマシな記事が出ている。

一読するまでもなく、日経サイトの記事を書いた人が何も理解してないことは明らかなのだが、どうしてこんなことになるのかちょっと考えてみた。

もちろん日経程度の規模の新聞社に、ちゃんとした科学記事の書ける記者がいないのは論外だと思うのだが、東大のプレスリリースも、これは高校程度の生物の知識しかない人は言うまでもなく、大学(学部生)で生物を専攻しても、この分野が専門でなければ何を言ってるのかわからないのではないだろうか?レベルとしては、膜タンパク構造あるいは神経生理専門の学会のポスターの内容だと思う。マイナビの方も、東大のプレスリリースを少し噛み砕いた表現にしているだけで、非専門家にわかりやすいとは思えない。

わたしがこれを一般向けに書きなおすとすれば、以下のような展開にする。

  1. ロドプシンって知ってますか?ロドプシンがないと、目が見えません。
  2. 驚いたことに、ロドプシンと同じような仕組みは、「目」のある動物だけじゃなく、緑藻のような生物にもあるのです。
  3. 緑藻ではロドプシンはこんな役割を果たします。最近では、その仕組みを利用して、動物実験で神経細胞の働きを調べるのに使われるようになりました。
  4. 東大のグループが、この緑藻由来のロドプシンの3次元構造を解明しました。
  5. 3次元構造が解明されたおかげで、これまでできなかった「あんなこと」や「こんなこと」も出来るようになると期待されています。現在は基礎研究のツールですが、こういった実験を重ねていくと、将来的には神経疾患の原因究明や治療に役立つとのことです。

一般向けの記事には、結晶構造解析にどこのX線マシンを使ったかなんて関係ないし、タンパクが二量体かどうかなんかも関係ない。グルタミン酸がイオンチャンネルを形成すると書かれても、「グルタミン酸って味の素だっけ?」くらいのもの。

国民のサイエンスリテラシーがどうの、と言うけれど、アカデミア側も一般社会側も、相手任せにして文句ばかり言ってもギャップは埋まらない。お互いに歩み寄る努力をしないと。

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iPad2体験記

ほんの2年前までは、携帯は買って10年近くになろうかという時代物、「そんな古い機種、充電できなくなるでしょ?」と言われても、そもそも電話自体ほとんど使わないので関係ない、という状態だったのだが、この2年ほどの間に電話はiPhoneに買い替え、読書はKindle、家のコンピュータはMacBook Air、なぜかiPad2も持ってるという、アメリカ経済に貢献する消費者の鑑(?)に変身してしまった。

日本ではiPadが出たときに「電子書籍リーダー」として紹介されたようだけど、わたし個人の感想としてはiPadは重すぎて手軽に本を読むには向いていない。自分の用途として何に一番近いかといえば、この手のビジネス用ポートフォリオケース

ノートパッドにペン、資料などをまとめて持ち運べて、物によっては電卓を収納するコンパートメントもあったり、というオフィス文房具である。

最近は論文の類はすっかり印刷しなくなった。こちらがコンピューターの画面上で読むのに慣れたのと、学術系出版社のサイトデザインが向上して画面上で読みやすくなったこととが相まって、論文は印刷しないだけでなく、基本的にはローカルのハードドライブに保存することも止めてしまった。(論文やグラントに引用文献一覧を作成する必要上、論文のデータはデータベースに保存している。)しかし、その場で読めない論文、ちょっと詳しく読みたい論文などは、DropboxにPDFをダウンロードして、iPadから開いた時間(ミーティングの待ち時間とか)に読むようにしている。昔なら印刷して、メモ帳といっしょに持ち歩いていたのと同じ感覚である。iPadの良い点は、画面のスクロール、ズームイン・ズームアウトがスムーズなこと。Kindleを買った当初、KindleでPDFが読めると聞いて試したことがあるが、iPadに比べると、全くお話にならない。新しいKindle Fireは試したことがないが、タッチスクリーンの操作性は”You get what you pay”だと聞く。

それから、もう一つ愛用しているのがメモ取り機能。周囲のiPad userを見ると、最初から付随のNotesというアプリケーションを使って、オンスクリーンキーボードでポチポチやってる人が多いが、わたしはとにかく縦長ディスプレイに拘りがあるので、縦長にするとキーボードが狭くて操作性が悪い。しばらくはブルートゥースのキーボードを持ち歩いてみたが、それだとMacBook Airを持ち歩くのとあまり変わらない。(MBAは縦長では使えないけど。)しばらく試行錯誤した末、現在一番満足しているのが、Notes Plusというアプリケーションである。最新版はキーボード入力のみならず、手書き入力を変換する機能もついており、なかなか精度よく変換してくれる。(手書きの問題点は、全体をグラフィックとして保存するので、iPadのような非力なマシンだと、ページめくりが遅いのである。テキスト(アルファベット)にするとファイルサイズが縮小し、ページめくりのモタつき感がない。)もう一つ、無料のNotesにはできない機能としては、フリーハンドで描いた絵を入れられること。セミナーのメモを取るには、非常に重要である。

ということで、自分にとってiPadは基本的にはglorified notebookなのだが、セミナーの最中に「あれ、この遺伝子、どっかで聞いたことがあるけど、何だったっけ?」とか、「これをノックアウトしたらどうなるんだろう?」とかいう、あまり本筋とは関係がない疑問をその場でPubMedにアクセスして解決できるメリットも大きい。ちなみに自分の場合はほとんど大学の中でしか使わないので、安いWi-Fiオンリーバージョンである。どうしても外でインターネット使いたい場合は、iPhoneから3G使えばいいし。

わたしにとっては、「テクノロジー」を実感したのはiPhoneを買ったときだった。買う前に他の人のiPhoneを触らせてもらったことがあったから、どんなことができるのかは知っていたけれど、やっぱり実際に使ってみるとその「簡単さ」は感動的。それまでの携帯は、電話番号を登録するにも、一度は取り扱い説明書を見てみないと使い方が分からなかったが、(わたしの持ってた携帯に至っては、9個までしか電話番号を登録できないというすごい代物だったし)iPhoneはそんなことは全くなし。(Kindleも最初は取り扱い説明書を見ないと、どうやって操作していいのか分からない類のマシンである。)だからiPadを手にしたとき、操作の簡単さには目新しさはなかったのだが、「iPhoneの画面が大きくなったら、あんなこともこんなことも出来るだろうな」というのを実際に体現してみせた、という感じかな。

(しかし、冬休みが明けて一ヶ月ぶりくらいにお目にかかったわたしのオルガンの先生までiPhoneを持ってられたのにはびっくり。まあ、学生相手の仕事してると、最近はメールとテキストは必須かもしれないけど。)

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同居人は読書が好きである。しかし、特にどの本が読みたい、というのではなく、たまたま見かけた本で安くて(←ここが非常に重要ポイント!)面白そうなのがあれば読む、という読み方である。したがって、これまではダラーストアやGoodwillで適当に本を買い込んでくるのが常だった。(ダラーストアとか行ったことない方のために説明すると、ちょっと前の新刊書の売れ残りが1冊1ドルで平積みになっている。)

しかしわたしの目から見て、この手の本の一番の問題点は場所ふさぎになること。読書の定位置であるカウチの周辺は、読みかけのハードカバー本(ダラーストアの本はなぜがハードカバーばかり)が山のように散乱している。わたしは以前から電子ブックへの移行を強く薦めていたのだが、いつまでたっても聞き入れられないので、今回、実力行使ということでクリスマスに同居人に一番安いKindleをプレゼントした。わたし自身はKindleもiPadも持っているが、本気で読書するにはKindleが一番という結論に基づいての選択であって、決してKindle ($79) の方がiPad ($499) より格段に安いからだけではない。(強調するところがアヤシイ?)

我が家のキーワード(?)は「ケチ」「無駄遣いをしない」なので、「Kindleを使えば、Project Gutenbergにあるような古典が無料で読めるよ。」というのが釣り文句であったことを白状しておこう。

さて、クリスマスプレゼントの包みを開けて、しぶしぶKindleを手にした同居人、「こんなもんで本読むのなんか嫌や。」とさんざん抵抗していたのだが、「この本とこの本とこの本をダウンロードしてセットアップしてくれるんやったら、試してみてもええわ。」というところまで妥協させるのに成功した。

以前から少し気になっていたことなのだが、Kindleのひとつの問題点は、本の貸し借りが容易でないことである。最近は一回だけ、2週間貸せるようになったようだが、紙の本の時代のように、「この本、面白かったよ。あなたも読んだら?返してもらわなくていいから。」という貸し方ができない。同居人のKindleに本をダウンロードするにあたって、わたしのアカウントを使うのがいいのか、向こうのアカウントを使うのがいいのか、それとも新しいKindle用にダミーアカウントを作るのがいいのか、いろいろ考えながら検索していたら、同じようなことを考える人はKindleが登場した初期から少なからずいたらしく、たくさんのヒットが見つかった。

Amazonの公式見解は「購入したKindle本は、そのアカウントに属します。一回購入したKindle本は、同じアカウントに属する6台までのマシン(Kindle専用機、Kindle Appを搭載したPCやiPhone、タブレット)に同時にダウンロードできます。同じアカウントに属するマシンからは、そのアカウントが他にどんな本を購入したのか、アーカイブを見ることができます。」ということで、それ以上のことに関しては口をつぐんでいる。しかしここで、親が子供のためにKindle本を購入して、読ませたいと思ったとしよう。子供用に専用のKindleを買ってやるのはいい。しかしKindleはアカウントと直結しているので、そのままの状態で子供に与えると、買ってやった本以外に、(親のクレジットカードを使って)他のものも勝手に買ってしまうかもしれない。ネットワーク接続を切った状態で与えても、そんなものを操作するのは大人よりも子供の方が得意に違いない。Parental controlの使い方を子供に教えてもらうという話も聞くし。子供用に別にアカウントを作ってやっても、そのアカウントにはクレジットカードを直結させないといけないので、子供の勝手な買い物を防ぐことはできない。アーカイブ機能も良し悪しで、親が買った本の中には子供に見られたくないものもあるだろう。

このようなジレンマを解決するには、ちょっと手間だが以下のような使い方ができる。(Amazonはこのような使い方は推奨していないが、amazon.com内のフォーラムに記載されたまま、削除される様子もないので容認しているのだと思う。親子でのこのようなやり取りを禁止すると、AmazonとしてもPR上、好ましくないだろう。)

  1. 子供のKindleを親のアカウントに登録する。
  2. 子供のKindleに必要な本をダウンロードする。
  3. ダウンロードが完了したことを確認して、子供のKindleを親のアカウントから登録解除する。この場合、子供は自分のKindleからその本を削除しない限り、その本を読み続けることができる。
  4. 子供に新しい本を与える必要があるたびに、これを繰り返す。

こうすると、子供はKindleから無断で買い物できないし、親の購買記録を覗くこともできない。これは家族内でのシェアの方法だが、同じ方法で友人のKindleを自分のアカウントに「一瞬」だけ登録して、自分の買った本をシェアすることも可能なはず。ただし、一台のKindleが次から次へと違うアカウントに登録・解除を繰り返していると、そのうちAmazonに目を付けられるのではないかという議論もあった。

これを機に、家の中から紙の本が一掃とまではいかなくても、これ以上増えなくなったらうれしいのだけど。

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クレジットスコア

クレジットスコアは高いにこしたことはないのだが、ある限界を越えると、それ以上がんばっても実際のメリットはないよ、というお話

住宅ローンや自動車ローンを組むとき、スコアの良い人は、より低い利率のローンが組める。スコアが悪いと料金先払いタイプの携帯電話しか契約できない。最近では雇用の際にクレジットヒストリーをチェックする会社が増えてきているとか。

しかし現実問題として、スコアが780でも810でもローンの利率には影響しないらしい。一般にカットオフは760あたりなので(金融危機以前はもう少し低かったらしい)、それを越えると、クレジットカードの枚数やら学生ローンやらでスコアを上げる工夫をしてみても、「わたしのクレジットスコアは800を越えてるのよ」という話題性(これを英語でbragging rightsという)以外には得るものはないということである。それよりも、しょうもない支払い遅れなどでスコアが下がらないように注意をする方が大切とか。750以上になるとスコアを上げるのは大変でも、下げるのは簡単なので。

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