Southern France Organ Study Tour – 5

三日目の午後は一路南下してプロヴァンスへ。目的地は Saint-Maximin-la-Sainte-Baume という小さな街。ここの教会はマグダラのマリアの墓の上に建立されたという伝説がある。なんでマグダラのマリアが?と思うかもしれないが、キリストの死後、他の弟子たちとともに各地で布教に努めたマリアは、暴風雨に流されて南仏に漂着、マルセイユを中心に布教活動を続け、やがてこの地で没したという伝説があるらしい。現在のイスラエルから南仏、やはり地中海沿岸は1つの文化圏だったのだと感じられる。

Basilique Sainte-Marie-Madeleine は修道院に隣接して建てられた。修道院は現在ではホテルになっている。

St Maximin

マグダラのマリアの像。地下にマグダラのマリアの頭蓋骨と言われるものが祀られている。現代の鑑定によると、地中海沿岸地方の中年女性の頭蓋骨なのだそうである。

St Maximin

オルガン

St Maximin

このオルガンも午前中と同じくフレンチ・クラシック。賑々しい Plein jeu や Grand jeu (それぞれ、フレンチ・クラシックの代表的なレジストレーション)の曲ばかりじゃなくて、様々な色合いを試すために Récit を、ということだったので、Couperin の Messe pour les couvents から Tierce en taille を。ここのオルガンロフトに上がる階段は、壁に古い天使のフレスコ画がうっすら残っていた。

この晩は Aix-en-Provence 近くの古い農家を改築したホテルに宿泊。

2 thoughts on “Southern France Organ Study Tour – 5

  • June 22, 2014 at 1:38 am
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    あれからちょっとYouTubeで聴いてみましたが、華麗ですね。F.Friesさんはこういうのを弾かれるんですね、すごい!もしかしてこれがご専門?だとしたら先日は失礼なことを書きました。私はなぜかバイオ研究者だと思ってました。
    マグダラのマリアはフランスで人気聖女だと「修道士ファルコ」でも読みました。あ、これ、青池保子さんの作品で、これまたよく調べて描いておられます。パイプオルガンを弾かれるなら、中世修道院の話なども興味ありかも(^^) 

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    • June 22, 2014 at 12:58 pm
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      いえいえ、本業はバイオ研究者です。オルガンは副業。フレンチ・クラシックのオルガン曲は、技術的にはそれほど難しくないのですけど、弾くとすごく華麗です。今風に言えば、バッハなどに比べると、コスパがいいといいましょうか、練習にかかる時間の割には弾き映えがすると言いましょうか。ルイ14世時代に宮廷でもてはやされたということです。オルガンそのものもすごく華やかな音がします。

      青池保子さんの中世ものとしては、十字軍の話を読んだことがあります。「サラディンの日」だったかな。

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