今年のtax(3) – State

さて2013年はFederalの天引き額を高めに設定していたので、いくらかのお金が戻ってくることになった。しかし最初はあわよくば(今月末支払いの)自宅の固定資産税分くらい戻って来るかと楽しみにしていたのに、それにはとても届かない額。それを見たとたん、生来のケチがムクムクと頭をもたげて来て、「これ以上TurboTaxにお金を払うものか!」と決心。Stateは州のサイト(無料)で試してみることにした。

州のサイトは基本的にFederalの1040の指定された行の数値を移すだけ。ごく一部、Federalにはないようなtax breakもあるが、普通は関係ないものがほとんど。Federalで還付金が出たのでStateも出るだろうと思って楽しみにしながら入力していったら、、、

なんと支払い不足!

Federalの天引き額を変更したときにStateもそれに比例して変更されるのかと思って放置していたのが間違いだった模様。

念のため、TurboTaxでStateを試算してみたら同じ数値になったので、(eFileの直前の「支払い」の画面で「支払う」を選ばない限り、試算は無料)計算違いではない様子。支払い不足があったのはちょっとショックだったけれど、TurboTax Stateの料金は節約できたので、ちょっと慰めになった。

あと、今年のTurboTaxには「還付金の全部または一部をアマゾンのギフトカードで受け取ると、10%オマケします」というオプションがあったので、少しだけギフトカードにしてみた。(どうせ使うし。)規約を読んでみたが、とくに問題点はなさそう。以前はIntuit社が想定還付金額の「即時受け取り」オプションを強く推して、そのオプションを選ぶと実は高利で前借りすることになるという事実を明確に説明しておらずに問題になっていたけれど、アマゾンギフトカードにも何か穴があるのでしょうかね?だとすれば、勉強料だと思って我慢します。

今年のtax(2) – W-2と1099MISC

さて、何故去年は天引き額を多めに設定したかというと、教会のオルガンの仕事が増えたため。前からやっていた方は毎週定期なので教会の職員扱いで、所得税・ソーシャルセキュリティ税等(所謂FICA tax)が天引きされているけれど、新しい仕事はフリーランスで天引きなし。自分で税金を払わないといけない。ということで、本業の天引き額を少し増やすことにした。

同じ「教会でオルガンを弾く」という仕事なのに、どうして一方(教会A)は職員扱いで、もう一方(教会B)はフリーランス扱いなのか?この辺り、IRSの「フリーランスの定義」に詳しいが、いちおうわたしの理解している範囲で。

仕事を選べるか?

  • 教会Aでは毎週土曜日の夕方のミサを受け持っている。つまり、こちらから休みを申請しない限り、働く日を選べない。
  • 教会Bでは数ヶ月に一回、「この先3ヶ月の都合のいい日・悪い日を知らせてください」というメールが来て、基本的にいつ働きたいか(いつ働きたくないか)を選べる。

税金

  • 教会Aでは所得税・ソーシャルセキュリティ税・メディケア税が天引きされている。
  • 教会Bでは税金は天引きされていないので、自分で経費を差し引いた後、(←ここも大事!)計算して払わないといけない。

所得の報告

  • 教会AからはW-2が来る。
  • 教会Bからは1099-MISCが来る。

経費

さて、ここで問題になるのが、「同じオルガニストの仕事をしているのに、どうやって教会Aと教会Bの経費を分けることができるのか?」である。オルガニストの経費の大部分は楽譜・関連団体の会費・勉強会の学費などである。教会Aで弾く曲と教会Bで弾く曲が別々であれば、それぞれの楽譜の費用を割り当てればいいが、そのような線引きができない場合はどうするか?

IRSのルールによると、線引きが困難な場合は収入の比率で割り当てるのが一番妥当なようである。つまり、教会Aからの収入が$1000、教会Bからの収入が$500ドルなら、$30で買った楽譜の経費は、$20が教会A関連、$10が教会B関連となる。本音を言えば、AGIの2%というフロアがないため全部教会B関連とみなした方が節税になるのだけど、IRSはそれを許してくれないのである。

今年のtax(1) – どのバージョンを使うか?

例年、なるべく無駄に政府に税金を貸さない(=ペナルティのかからないギリギリの線で、低めに天引き設定)ようにしているのだけど、昨年は事情で天引き額を多めに設定。つまり、今年は払い戻しがあることが予想されたので、なるべく早く申告したかったのだけど、投資口座の書類は2月半ばまで揃わないし、その後グラントの締め切りやら何やらで、やっと本日、タックスリターン終了。

使ったのは例年通りTurboTaxオンライン版。無料・有料含めて5種類の中で「どのバージョンを使ったらいいの?」という目安は次の通り。ちなみに安いバージョンで始めても、途中で上位バージョンに乗り換えることができるので、不安な場合は安いバージョンでスタートするのがお勧め。

  • フリー  — 1040EZまたは1040A用。Itemized deduction (Schedule A) が出来ないので、自家保有で住宅ローン利子や固定資産税を払っている場合は向かない。
  • ベーシック — Itemized deductionは出来るけど、W-2以外の収入(1099-MISC)があると向かない。
  • デラックス — Itemized deduction、1099-MISCは出来るけど、Schedule Dが出来ないので課税口座で株式・債権・ファンドなどの売買をした場合は向かない。
  • プレミア — Schedule A、 Schedule Dの他、Schedule E (賃貸不動産の収支申告)がついてくるが、Schedule C (スモールビジネスの収支申告)は出来ない。(C-EZは出来る。)
  • ホームビジネス — Schedule A, C, D, E が出来る。

わたしはケチなのでデラックスで開始したが、投資口座のデータを読み込んだ瞬間、「Schedule Dが必要です。プレミアにアップグレードしましょう」というメッセージが出て、乗り換えを余儀なくされた。

 

日本語書籍をキンドルで読む

日本アマゾンが日本語キンドル書籍の販売を始めて1年あまり。「これで海外からも日本語書籍を入手しやすくなる」と海外勢が喜んだのもつかの間、版権の問題で海外から購入できるキンドル書籍の種類は非常に限定されている。アメリカアマゾンから購入できる日本語書籍を検索したら、トップに出てくるのはエロ本ばかり。これ、アマゾンの問題なのか、日本の出版業界の問題なのか知らないけれど、ちょっと問題じゃない?(子供に日本語書籍を買ってやろうとアメリカアマゾンを検索して、子供の目の前でこんなの出てきたら、どうします?)

さて、この版権問題を突破して日本アマゾンから購入するための「攻略法」がネット上に公開されている。まずはこの手の問題のバイブルとも言うべきこのサイト

海外からKindle日本の本を購入して、読む方法
(続)海外からKindle日本の本を購入して、読む方法:トラブル対処編
(続々)海外からKindle日本の本を購入して、読む方法:トラブル対処編(追加)

何が問題になるかというと、日本アマゾンにアカウントを開き、日本に住んでいるふりをしてキンドル書籍を購入すると、5冊ほど買ったところで「最近、海外に引っ越されましたか?」というメッセージが出てそれ以上買えなくなる事例があるらしいということ。最初の5冊が問題なく買えるのは、日本在住者が海外旅行中に日本語書籍を購入する可能性がある、ということで許容範囲内なのだろう。

上のリンク先のサイトは非常に説明が詳しいので、そこを見ていただくのが一番なのだけど、最初のうちはこのメッセージが出た時点でVPNを使って日本のIP addressからアクセスしている振りをするか、日本の家族に頼んで自分のアカウントから買ってもらうことによって日本に帰ってきた振りをすることでこのブロックを解除できたらしい。

しかし、最近はアマゾンの方針が変わったのか、日本にいる振りをしてもブロックは解除にならないという話も聞く。そこで、まずブロックされないことが一番大事だろうと思ったので、どうすればうまく日本語書籍を買えるのか、ちょっと研究してみた。

ちなみに、わたしは以前はiPad2にキンドルアプリを入れて日本語書籍専用にしていた(と言っても買ったのは一冊だけなのだけど)が、iPadはわたしの用途には帯に短したすきに長しであまり使わないのでしばらく前に手放した。今回、やっぱり日本語用のキンドルがあった方が便利と思い、アメリカアマゾンからキンドル・ペーパーホワイトを購入。今のところ日本語書籍が読めるのは、iPhone、iPadのキンドルアプリか、キンドル・ペーパーホワイト。日本で売られているキンドル・ペーパーホワイトの方がアメリカで売られているものより容量が大きく値段も安い(為替レートにもよるけれど)らしいけど、アメリカ版でも日本語対応している。

以下は今回のセットアップの備忘録。

まず、キンドルが届いたら、使用言語を「日本語」に指定して立ち上げ。しばらくゴチャゴチャやっていたら、ユーザー名(メールアドレス)とパスワードを入れる画面が登場、日本アマゾン専用にしているアドレスを入れはじめたら、全部入れないうちに勝手に次に進んだので、あれっと思ったら、日本語表示のまま、勝手に普段のアメリカアマゾンアカウントに設定されてしまった。おそらく、キンドルを注文したときに「ギフト」と特定しなかったので、向こうでデフォで自分のアカウントに設定されてきたのだと思う。(これまで買ったキンドルも、確かアカウントはすでに設定された状態で来たように思う。)仕方ないので「アカウント変更」を選択して、もう一度やり直し。今度は無事に日本アマゾンのユーザー名とパスワードを入れることができた。

さて、ここで以前に購入した、たった一冊の日本語書籍がクラウドにあるはずと思って「クラウド」をクリックするも、何も出てこない。ネット上で聞いた話では、すでに購入した本はアメリカにいてもダウンロードできるということだったのに、なぜ?もしかしてわたしの日本アマゾンアカウントからも消えてるんだろうかと思ってPCから日本アマゾンアカウントにログイン。こちらにはちゃんと存在している。しかしよく見ると、在住国が「アメリカ」になっていたのだった。キンドルを立ち上げたときに、「このキンドルはアメリカにいるぞ」と認識されたのだろうか?もしかするとアメリカにいるキンドルからは版権ものは見えない設定になっているのか。

で、PCの方から日本アマゾンアカウント、キンドルともども、在住国を「日本」にして、住所も日本の住所に。(前も日本の住所にしてたはずなのだけど、いつの間にか消えていた。)クレジットカードも日本発行のカードがいいという話も聞いたけれど、これは持ってないのでアメリカのカードで登録。この状態で日本語キンドル書籍を無事にPCから購入、送り先をキンドルにしたら、ちゃんと読むことができました。

以下はツイッターでいただいた経験談。

  • (物理的にアメリカに存在する)キンドル端末から購入すると、「海外に引っ越されましたか?」に引っかかる可能性が高い。PCから買う方が安全。アメリカ発行のクレジットカードでOK。
  • 日本発行のクレジットカードだと、キンドル端末から買っても問題ない可能性が高い。
  • アカウントのクレジットカード情報を書き換えると(実際に使わないカードでもいい)、情報がいったんリセットされて買えるようになる可能性がある。http://mixed.txt-nifty.com/tsubutsubu/2013/01/kindle-bb1e.html
  • 日本に物理的に存在するPCをアメリカから操作して購入。(親の家のコンピュータにリモートアクセスを設定する、ということですね。)

法律違反を防ぐために、アマゾンの方もいろいろ取り締まるようだけど、アメリカアマゾンのいろんな対応を見るからに、「自分たちはちゃんと法律に従うように頑張っている。これ以上は取り締まれない。」と適当なところで線を引いて、それ以上は放置(黙認)されているように思う。アマゾン自身、(一部の州を除いて)sales taxを徴収しない理由を「自治体ごとに税率が異なるので、いちいち対応することができない」なんて見え透いたことをヌケヌケと言ってるくらいだから。なので、海外から日本のキンドル本を買う方法も、ある程度のところで取り締まりが固定し、ちょっと不便だけど何らかの抜け道が残されるんじゃないかと思っている。

(追記)

FI Planning で、やはりVPNをかませた方が安心という意見をいただきました。フリーウェアのVPN –>