イタリア・南仏旅行(15)まとめその2 お金

アメリカに来て初めてヨーロッパに行ったときは、AAAでドル建てのトラベラーズチェックを作って行く先々で両替をした。日本では今でも銀行で外貨を買えるけど、オマハあたりの地元銀行で果たして外貨を買えるところなどあるのだろうか?海外に行くときは、この10年ほどは、お金は現地調達が基本。ATMとクレジットカードが頼りである。

わたしが普段から多く使っているカードはアメックスとビザ。それぞれの会社のサイトの説明によると、アメックスは「海外旅行にお出かけになる前に、連絡いただく必要はありません。ご使用パターンに不審な点があれば、ご連絡します」とのこと。ビザと銀行は「海外旅行に出かける前に、ご連絡ください」とのことだったので、カスタマーサービスに電話すると、途中の乗り換え地まで含めて旅程を全部聞かれた。(同じアメックスやビザでもカードの種類、口座履歴によって扱いが違うかもしれないので、ご自分の口座で確認を。)

出発の前日、家の戸棚の中にあったユーロを全部かき集めて20ユーロほどの現金を発掘。現地でキャッシュを下ろせるまでは、これだけが頼りである。

最初にATMカードを試したのは、パリのシャルル・ド・ゴール空港での乗り継ぎ待ちの間。さすが国際空港だけあって、HSBCだったか、ともかくわたしでも名前を聞いたことのあるような大手銀行のATMがあったので、そこで試してみると無事にユーロが出てきた。大手銀行でお金を下ろしたのはこのときだけ。後は行く先々の地元銀行のATMだったので、銀行ネットワークの違いのせいか、海外利用手数料以外の余分の手数料も取られている模様。しかし、特に目的もなく田舎をフラフラとした旅行だったので、どこでもお金がちゃんと出てきただけでも儲けものと思っている。ちなみに最近は田舎の地元銀行(南仏で使ったのは直訳すると「コートダジュール農業信用銀行」という名前。「コートダジュール」と「農協」がこんな風に結びつくとは!)のATMでもちゃんと言語の選択ができるのがありがたい。英語はたいてい星条旗じゃなくてユニオンジャック印ですが。

ところでレンタカーはマニュアルシフトだったので、同居人だけを単独のドライバーにしたかったのだが(わたしはマニュアルシフトは運転しないので)、単独のドライバーなら本人のクレジットカードでないとダメと言われた。同居人はクレジットカードを持たず、デビットカードだけなので、そのカードを出したらあえなく撃沈。同居人も出発前に銀行に電話して、海外で使うことを報告してあったのだが、どうやらレンタカー屋のお姉さんがチャージしようとした額が、銀行口座の預金残高よりも多かったようだ。(レンタカー屋などでデビットカードを使おうとすると、実際の料金よりも多めにチャージされる。もちろん車を返したときに精算して、差額は戻ってくるのだけど、その間、そのお金は使えないことになるので要注意。)銀行のコンピューターは同居人のデビットカードに「要注意」のフラッグを出したらしく、旅行中そのカードは使えなかった。(電話すればブロックは解除されたのだろうけど、面倒だからとわたしが人間ATMをする羽目に。結局アメリカに帰って来てから銀行に電話してブロックを解除してもらった。)

(あと、帰って来てからネットで検索して知ったのだが、銀行やカード会社に電話で海外で使用する旨を報告しても、カスタマーサービスが正しくコンピューターに入力せず、海外で使用不可能になることもあるとのこと。出発前に最低2回電話して確認するのが良いのだそうだ。)

さて、先日のポピーさんのご質問にも出た、「アメリカのクレジットカードはヨーロッパでは使えないというのは本当ですか?」わたしもこれはしばしば新聞やネットで見ていたので心配していたのだけれど、問題になったのは1回だけだった。ホテル、レストランは全部大丈夫。もちろんイタリアも南仏も観光が産業のメインだから対応がよいという可能性はある。高速道路はなるべくキャッシュで払っていたのだが、さすがに仏伊国境からピサまでの33ユーロはキャッシュの持ち合わせがなく、イチかバチかでアメリカのビザカードを機械に入れてみたら、ちゃんと問題なく処理された。(料金所係員はスト中だったので、有人窓口は閉まっていた。)料金所の機械がクレジットカードを読めないと出口渋滞の原因になるから、その辺の対応はちゃんとしているということなのだろうか?レストランはどこでもカードの読み取り機をテーブルに持ってきて、目の前でスワイプして精算する方式。アメリカも早く、この方式になれば、レストランの従業員がカードの不正使用をするチャンスが減ると思うのだけど。

問題は、そのただ1回の読めなかった「事件」である。レンタカーを返す前にガソリンを満タンにするべく、ガソリンスタンドを探したのだけど、夜9時を回っていたので24時間営業のところ以外はどこも閉店。24時間営業といっても、スタンドに併設されたコンビニは閉店中で、要はポンプの機械しか稼働していない。アメリカでは日中でも夜間でもガソリンスタンドのポンプのところでクレジットカードで支払うことが多いと思うけど、イタリアではわたしたちの限られた経験では、どうも違うようだ。ポンプの横に現金投入器、ガソリンスタンドチェーン独自のカード専用の読み取り機、それから一般のクレジットカード読み取り機の3種類があったが、現金を使う人が多いようだった。わたしたちは現金の持ち合わせが多くなかったので、クレジットカードで払いたかったのだけど、こういうときに限ってクレジットカードはヨーロッパ式のチップの入ったカードしかダメという。係員がいる時間帯なら、係員が手動でクレジットカードを処理してくれるのだろうけど、何軒か回ってもアメリカ式のクレジットカードの読めるガソリンスタンドは見つからなかった。なんとか手持ちの現金を全部投入して、満タンのちょっと手前くらいまで給油することはできたけど、こういう落とし穴があったとは!(最悪の場合は、もう一度、銀行でお金を下ろすことも考慮した。)ついでに、現金は一度に50ユーロ分しか給油することができないらしい。ヨーロッパのガソリンは高いから(イタリアでリッター当たり1ユーロ80セントくらいだった)、50ユーロでは小型車でも満タンにならないですよ。

4 thoughts on “イタリア・南仏旅行(15)まとめその2 お金

  • July 20, 2012 at 3:41 am
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    ガソリンスタンドって読めないところが多いみたい。レストランやその他のお店は読めるんだけどね~
    業種によるのかな?

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    • July 20, 2012 at 10:04 am
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      レストランとかでスイスイ読めていたので、ガソリンスタンドは盲点でしたわ。何事も経験。。。

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  • July 22, 2012 at 9:49 pm
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    <イタリーのガソリン価格>
    リッター当たり1.8ユーロ(1ユーロ=¥100として)は高いですね。
    ちなみに、イタリーの有機牛乳の価格も、ガソリン並みであると。
    日本では、福島事故以来、重油炊きの火力発電が増えたので、精製の副産物であるガソリンがだぶついて、今や、価格はリッター¥150から¥120と、一気に¥30下がっていると。

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    • July 23, 2012 at 10:42 am
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      ヨーロッパのガソリンが高いことは覚悟していましたが、やはりショックでした。ガソリンは高い、高速道路は有料、道は狭い、駐車も困難、で、これは車に乗るなということなのでしょうね。

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