Jury Summons (陪審員の呼び出し)

昨日、郵便で陪審員の呼び出しが来た。

わたしはアメリカ市民じゃないので関係ないのだけど、その場合はその旨を申告せずに放置していると、「法廷侮辱罪」になるのだそうである。

で、この呼び出しが来たら、以下の質問に答えて送り返さないといけないのだそうだ。

この写真で読めるかな?質問その1は「あなたはアメリカ市民ですか?」

まあ当然の質問なのだけど、この用紙には「すべての質問に答えてください」とあるので、ここでNoに印をつけても、以下の質問に答えないといけないらしい。前に住んでいた州では、「アメリカ市民ではありません」と書くだけでよかったのに。こんなん、時間の無駄やんか思うのだけど、「Noの人はここで終わり」と書いてないので仕方がない。オンラインバージョンならNoと答えれば最初の質問だけで脱出できるかもと思って、上の写真に載っているウェブ上に行ってみた。

ところが!

質問の順序は一緒、最初の「あなたはアメリカ市民ですか?」という質問のNoと答えてもゲームオーバーにならない。結局最後まで同じ質問に答えさせられたあげく、「あなたは陪審員になれません」というお墨付きをいただいてゲームオーバーとなった。

ネットで見てると、陪審員のお呼び出しが来て困惑している日本人の書き込みを時々見かける。「なぜこんなのが来たのでしょう?」「わたしはアメリカの市民権を持っていないのですが、行かないといけないのでしょうか?」etc.

なんで外国人にもお構いなく呼び出しが来るかというと、たいていの自治体では陪審員の呼び出し名簿は選挙人登録と自動車免許の登録の両方から名前を抽出するから。だから現地の免許を取ると、陪審員呼び出しがかかる可能性があるのですよ。

イタリア・南仏旅行(15)まとめその2 お金

アメリカに来て初めてヨーロッパに行ったときは、AAAでドル建てのトラベラーズチェックを作って行く先々で両替をした。日本では今でも銀行で外貨を買えるけど、オマハあたりの地元銀行で果たして外貨を買えるところなどあるのだろうか?海外に行くときは、この10年ほどは、お金は現地調達が基本。ATMとクレジットカードが頼りである。

わたしが普段から多く使っているカードはアメックスとビザ。それぞれの会社のサイトの説明によると、アメックスは「海外旅行にお出かけになる前に、連絡いただく必要はありません。ご使用パターンに不審な点があれば、ご連絡します」とのこと。ビザと銀行は「海外旅行に出かける前に、ご連絡ください」とのことだったので、カスタマーサービスに電話すると、途中の乗り換え地まで含めて旅程を全部聞かれた。(同じアメックスやビザでもカードの種類、口座履歴によって扱いが違うかもしれないので、ご自分の口座で確認を。)

出発の前日、家の戸棚の中にあったユーロを全部かき集めて20ユーロほどの現金を発掘。現地でキャッシュを下ろせるまでは、これだけが頼りである。

最初にATMカードを試したのは、パリのシャルル・ド・ゴール空港での乗り継ぎ待ちの間。さすが国際空港だけあって、HSBCだったか、ともかくわたしでも名前を聞いたことのあるような大手銀行のATMがあったので、そこで試してみると無事にユーロが出てきた。大手銀行でお金を下ろしたのはこのときだけ。後は行く先々の地元銀行のATMだったので、銀行ネットワークの違いのせいか、海外利用手数料以外の余分の手数料も取られている模様。しかし、特に目的もなく田舎をフラフラとした旅行だったので、どこでもお金がちゃんと出てきただけでも儲けものと思っている。ちなみに最近は田舎の地元銀行(南仏で使ったのは直訳すると「コートダジュール農業信用銀行」という名前。「コートダジュール」と「農協」がこんな風に結びつくとは!)のATMでもちゃんと言語の選択ができるのがありがたい。英語はたいてい星条旗じゃなくてユニオンジャック印ですが。

ところでレンタカーはマニュアルシフトだったので、同居人だけを単独のドライバーにしたかったのだが(わたしはマニュアルシフトは運転しないので)、単独のドライバーなら本人のクレジットカードでないとダメと言われた。同居人はクレジットカードを持たず、デビットカードだけなので、そのカードを出したらあえなく撃沈。同居人も出発前に銀行に電話して、海外で使うことを報告してあったのだが、どうやらレンタカー屋のお姉さんがチャージしようとした額が、銀行口座の預金残高よりも多かったようだ。(レンタカー屋などでデビットカードを使おうとすると、実際の料金よりも多めにチャージされる。もちろん車を返したときに精算して、差額は戻ってくるのだけど、その間、そのお金は使えないことになるので要注意。)銀行のコンピューターは同居人のデビットカードに「要注意」のフラッグを出したらしく、旅行中そのカードは使えなかった。(電話すればブロックは解除されたのだろうけど、面倒だからとわたしが人間ATMをする羽目に。結局アメリカに帰って来てから銀行に電話してブロックを解除してもらった。)

(あと、帰って来てからネットで検索して知ったのだが、銀行やカード会社に電話で海外で使用する旨を報告しても、カスタマーサービスが正しくコンピューターに入力せず、海外で使用不可能になることもあるとのこと。出発前に最低2回電話して確認するのが良いのだそうだ。)

さて、先日のポピーさんのご質問にも出た、「アメリカのクレジットカードはヨーロッパでは使えないというのは本当ですか?」わたしもこれはしばしば新聞やネットで見ていたので心配していたのだけれど、問題になったのは1回だけだった。ホテル、レストランは全部大丈夫。もちろんイタリアも南仏も観光が産業のメインだから対応がよいという可能性はある。高速道路はなるべくキャッシュで払っていたのだが、さすがに仏伊国境からピサまでの33ユーロはキャッシュの持ち合わせがなく、イチかバチかでアメリカのビザカードを機械に入れてみたら、ちゃんと問題なく処理された。(料金所係員はスト中だったので、有人窓口は閉まっていた。)料金所の機械がクレジットカードを読めないと出口渋滞の原因になるから、その辺の対応はちゃんとしているということなのだろうか?レストランはどこでもカードの読み取り機をテーブルに持ってきて、目の前でスワイプして精算する方式。アメリカも早く、この方式になれば、レストランの従業員がカードの不正使用をするチャンスが減ると思うのだけど。

問題は、そのただ1回の読めなかった「事件」である。レンタカーを返す前にガソリンを満タンにするべく、ガソリンスタンドを探したのだけど、夜9時を回っていたので24時間営業のところ以外はどこも閉店。24時間営業といっても、スタンドに併設されたコンビニは閉店中で、要はポンプの機械しか稼働していない。アメリカでは日中でも夜間でもガソリンスタンドのポンプのところでクレジットカードで支払うことが多いと思うけど、イタリアではわたしたちの限られた経験では、どうも違うようだ。ポンプの横に現金投入器、ガソリンスタンドチェーン独自のカード専用の読み取り機、それから一般のクレジットカード読み取り機の3種類があったが、現金を使う人が多いようだった。わたしたちは現金の持ち合わせが多くなかったので、クレジットカードで払いたかったのだけど、こういうときに限ってクレジットカードはヨーロッパ式のチップの入ったカードしかダメという。係員がいる時間帯なら、係員が手動でクレジットカードを処理してくれるのだろうけど、何軒か回ってもアメリカ式のクレジットカードの読めるガソリンスタンドは見つからなかった。なんとか手持ちの現金を全部投入して、満タンのちょっと手前くらいまで給油することはできたけど、こういう落とし穴があったとは!(最悪の場合は、もう一度、銀行でお金を下ろすことも考慮した。)ついでに、現金は一度に50ユーロ分しか給油することができないらしい。ヨーロッパのガソリンは高いから(イタリアでリッター当たり1ユーロ80セントくらいだった)、50ユーロでは小型車でも満タンにならないですよ。

イタリア・南仏旅行(14)まとめその1 通信

ネットで調べると、海外旅行する人のための通信手段(電話、コンピューター)のおすすめがいろいろ見つかる。やれロックされてないiPhoneに現地のSIMカードを入れろとか、モバイルWiFiルーターがいいとか。ガジェット好きや頻繁に渡航する人にはいいのだろうけど、わたしのようにそもそも電話は滅多にかけない・かかってこない、ネットは繋がればうれしいけど、一週間くらい繋がらなくても困らない場合、そういうものに投資する気になれない。しかし携帯電話の普及とともに、公衆電話の類はどこの国でも姿を消しつつあるし、2週間も完全に音信不通になればラボの方も困る(喜ぶ?)だろうと思って、最低限の装備はして行くことにした。

電話はAT&TのiPhone(3年前に買ったもの。その前は化石のような年代物の電話だった。)なので、そのままでもアメリカ国外で使えるらしい。しかし、何のプランにも入らず、単純に国際ローミング扱いになると、電話やデータの単価がベラボウに高くなるらしい。そこで、使うか使わないかわからないけれど、電話はWorld Traveler(月$5.99の基本料金に、通話ごとのチャージがかかる)、データは$30(一番安いヤツ)の120MBパッケージを申し込んでみた。データはこの量ではせいぜいメールチェックと緊急時のグーグルマップくらい。これらのプランはAT&Tのサイトで自分のアカウントにログインすると、好きな日から開始・停止できるので便利だった。

わたしはAT&Tのサイトで見て自分で選択して申し込んだのだけど、「アメリカ国内から海外にかけるプラン」と「アメリカ国外から電話をかけるプラン」が同じページに混在しているので、よく確かめて申し込む必要があると感じた。

さて、この装備で出かけた結果は?

ホテルはイタリアではどこも無料WiFiにアクセスできたので、iPhoneのデータプランを使う必要はなかった。南仏は無料WiFiがなかったけれど、数日間ならネットなしの生活もまた楽しからずや。緊急時のメールチェック用に買ったはずのデータプランだが、南仏の風景の中では仕事のメールチェックなどする気はすっかり失せる。結局データプランで見たものと言えば、地図や天気予報。どうしてもWiFiが必要になれば、フランスのマクドナルドには無料WiFiがあると聞いていたので、それを利用するつもりだったけれど、実際は利用する機会はなかった。

電話は緊急時の連絡用にと思って申し込んだのだけど、結局使う機会ゼロ。逆に言えば緊急事態が発生しなかったという意味でもあるので、$5.99は無駄になったけれど、別に問題はない。

ひとつ心がけていたのは、本当に使いたいとき以外は、データ通信をオフにすること。メールや定期購読物などは全部、自動送信をオフにしてあるが、それでも気づかないうちに貴重なデータ枠を思いがけないアプリに使われては困るので、こまめに手動でオン・オフを繰り返した。

もちろんその反動で、デトロイトに着いたときは、すぐさまデータ通信をオンにして、意味もなくネットで遊びましたけどね。

Peaches!

この家に引っ越してきて初めての夏、同居人が何本か果樹を植えた。その中でいちばん上手くいっているのが桃の木。2本植えたうちの2本とも、毎夏、細々ながら実をつけるようになった。

例年はわずかについた実が暴風雨で落とされたり、ようやく熟しはじめたのをラクーン(アライグマ)に食べられたり、なかなか人間の口に入らなかったのだが、今年は想定外の大豊作!

実をたわわにつけた桃の木

本当はこんなにたくさん実をつけたまま放置するのでなく、枝をはらい、実を間引いて、もっと少ない数の実を大きく熟させるのがよいようだが、何しろこんなにたくさん実がついたのは初めてのことなので、時期を失するまで気づかなかった。来年からはプロヴァンスの農家で見たように枝をちゃんと剪定するつもり。コツは枝が横に広がるようにすることらしい。高く上に伸びる枝を切り、横に広げるようにすると、実は低いところに成るのでもぎやすいし、日当たりも良くなる。

地面にもたくさん実が落ちているので、ラクーンは木に登ってまで実を盗みに来ないようだ

先週末の収穫

とてもじゃないけど全部食べきれないので、ラボにおすそわけに持って行ったり、ジャムにしたり。ジャムは簡単。皮をむいて小さく切って、少し砂糖を入れて火を通すだけ。先週は猛暑でコンロの火をつけるのも嫌だったので、大きな器に入れて電子レンジでチンしてみた。

ピーチジャム

自家製ピーチのシーズンは短い。10日ほどのうちに一斉に実が熟しておしまい。トマトなら夏の間じゅう、どんどん新しい実がつくけれど、ピーチは一回きりだ。店に売っているピーチなどは、それこそ莫大な数の木から順繰りに収穫されたものなのだと実感する。

無農薬オーガニックのピーチのシーズンは短いけれど、どこの店で売っているものよりも甘くて香りがよい。