ウサギとパイナップル

日本で国語の試験問題で、「このとき主人公はどのように感じましたか?」という類の設問に対し、試験問題に使われた文章の原作者でさえ正解が当てられない、こんな教育をやってるから日本はダメなんだ、という議論を時々見かけるけれど、意味不明の国語の試験問題を出すのは決して日本だけの特技ではないようだ。

今日のNew York Timesの記事によると、ニューヨーク州の8年生の統一学力テストの英語(日本流に言えば国語に当たる)の試験に「ウサギとパイナップル」という「ウサギとカメ」のパロディ童話が出題され、生徒の間で出題の意図を巡って混乱を巻き起こしたという。

話の概要は、カメならぬパイナップルがウサギに競走を挑む、これを見た森の他の動物たちは、パイナップルには何か企みがある (have a trick up its sleeve 「袖のなかに何か仕掛けを隠している」) に違いない、競走に勝つに違いないと思う。しかし、いざスタートしてみれば、パイナップルは一歩も動かず、動物たちはパイナップルを食べてしまう、このお話の教訓は、「パイナップルには袖がない」、というもの。

で、このお話に対する設問は、「動物たちはなぜパイナップルを食べたのですか?」答え「A 空腹だったから B 興奮したから C 腹を立てたから D 面白いと思ったから」とか、「いちばん利口な発言をした動物は誰ですか?」答え「A ウサギ B ムース C カラス D フクロウ」等々。

原作者いわく、これはナンセンス物語なのだから、こんな真面目に受け取ってもらってもねえ、とのこと。

マルチプル・チョイス式の統一学力テストの限界かもしれないけどね。

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