オルガン下見

2週間後のオルガンコンサート(と言っても、自分が弾くのは5分か10分くらいだけど)に出ることになったので、会場のオルガンを下見に。

オルガンというのはピアノと違って、規格がバラバラなのである。手鍵盤が1段のものもあれば、3段、4段のも。出せる音の種類(ストップ)も楽器によって違う。パイプオルガンだとフランス式、ドイツ式で全然違うし、電子オルガンはその折衷型みたいなものだけど、それでも実際に見てみないとわからない。

そして(わたしにとっての)最大の難関はペダル。現代のピアノなら、楽器によって(たとえそれがヤマハであってもスタインウェイであっても)鍵盤の幅が違うということはあり得ないのだが、オルガンのペダルは何と機種によって幅が違う!家で練習用に使っているオルガンのペダルはAGOスタンダードといって各ペダルが扇状に並び、両端が中央より高くなっているタイプなのだが、うちの教会のオルガンはどれもこれもヨーロッパ式でペダルは平行、両端の高さは中央とほとんど同じ。つまり、家で練習しているときと、教会で弾くときとでは、「踏み心地」がかなり違うのである。

AGOスタンダードペダル

上が断面図。下が真上から見た図。断面図を見ると、両端が中央より高くなっているのがよくわかるでしょう。

ドイツ式ペダル

現代のオルガンはパイプオルガンでも電子オルガンでもスイッチがあるのだが、「オルガンの下見の最大の難関は、どこにスイッチがあるか見つけることよ」とはわたしのオルガンの先生の弁。(パイプオルガンでもふいごは電動だからスイッチが必要。)ストップはどのオルガンでもわかりやすくラベルされているのだが、スイッチは何故かはっきりラベルされていないことが多いらしい。うちの教会の練習用オルガンの一つに至っては、スイッチはキーボードの下の見えないところにある。とりあえず今日見に行った教会は、本当のパイプオルガンではなく電子オルガンで、ペダルはAGOスタンダードなので、家の練習用と同じ。スイッチが見当たらなかったが、車のキーのようなものがぶら下がっていたので、もしかしてこれがスイッチかなと思ってひねってみたら、無事にオンに。(案内してくれた教会の事務のおばちゃんは、「これがオルガンだけど、あたしは何も分からないからね。」と念を押して去って行った。つまり「スイッチの位置が分からなくても、あたしに聞かないでよ。」という意味だったに違いない。)あとはレジストレーション(ストップの組み合わせ)を色々試して、どの曲をどのレジストレーションで弾くか決めて、とりあえず下見終了。次にこのオルガンに対面するのは本番ということになる。

ちなみに弾く曲はJ S BachのOrgelbüchleinからアドベント・クリスマス曲を3曲。
BWV 599 — Nun komm, der Heiden Heiland
BWV 602 — Lob sei dem allmächtigen Gott
BWV 608 — In dulci jubilo

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