銀行

Bank of Americaが一部の口座を除いてデビット使用料を取るとか言ってだいぶ物議をかもしているが、わたしも今回リファイナンスで銀行の口座のレベルの変更をした。

これまでは普通のチェッキングもモーゲージも同じ銀行(US Bank)だったので、「プラチナ」レベル(残高2万5千ドル以上)だった。「プラチナ」の特典はというと、

  1. 他所の金融機関のATMでお金を出しても、手数料無料(月々の利用回数制限なし)
  2. チェッキングでも利息が付く
  3. チェックブック無料
  4. トラベラーズチェック無料
  5. キャッシャーズチェック無料
  6. ローン手数料割引

等など。

しかしこのステータスを維持するためには、預金もしくはローンも含めた残高を2万5千ドル以上に保たなければならない。(この基準を満たさないと、手数料を取られる。)モーゲージがあれば2万5千ドルの残高をクリアするのは簡単なのだが、モーゲージを他所に移した場合、わざわざUS Bankに2万5千ドルの預金を残す価値があるかどうか考えてみた。

  1. ATMで現金を引き出す機会は、実はそんなに多くない。わたしの場合、せいぜい月に一回か。一つ下の「ゴールド」レベルでも月に2回まで他所のATMで手数料無料で引き出せる。
  2. US Bankの今のチェッキングの利息は、「ほとんど気のせい」みたいな利率。あまり意味ない。たとえセービングズやCDに2万5千ドル入れたとしても、1年もののCDで0.10%とか、冗談みたいな利率。(いちおうUS Bankの名誉のために付け加えておくと、19ヶ月で0.90%という「スペシャル」も出ている。)セービングズは残高で利率が異なり、2万5千ドルだと0.20%くらい。
  3. 今時チェックブックは滅多に使わない。教会とか、稽古ごとの月謝とか、どうしてもチェックを使う場面はあるが。
  4. 最後にトラベラーズチェックを作ったのは15年以上前。
  5. 今回のリファイナンスが終わったら、次にキャッシャーズチェックが必要なのは、次の家を買うときか。
  6. ローンは当面関係ない。(これ以上ローンいらない!)

要は、3, 4, 5の項目にかかる費用と、他所(たとえばING DIRECT)に2万5千ドルを預けて得る利息と、どちらがお得かという計算になる。ING DIRECTのセービングズが今の時点で1.0%なので、ここに2万5千ドル入れれば一年で250ドル。しかし3, 4, 5全部合わせても、一年に250ドル分も利用するとは思えないので、「プラチナ」ステータスを維持するメリットはないと判断した。一つ下の「ゴールド」なら、給料の直接振り込みだけで手数料免除の条件が満たせるので、それで十分。

ということで、「プラチナ」から「ゴールド」に格下げすることにした。しかし、最近の銀行というのは、知らない間に手数料免除の条件を厳しくしたりするので、今後とも気が抜けない。

Online Closing

今日、家のリファイナンスを2.75%の5/1 ARMでクロージングしたので、その経過をまとめてみる。(わたしがロックインしたときは2.75%だったが、今はさらに下がって2.55%!)ARMでも一回の上げ幅は最大2%なので、6年目は悪くても4.75%、これなら今の30年固定と変わらない。ついでにローンの最高利率は8.75%、80年代みたいなインフレ時代は、8.75%なんて「夢の低金利」だった。90年代に初めて買った家も、当初は30年固定で7%を遥かに上回る年利だった。だから、ARMでもあまり心配していない。

理屈の上からだけなら、今は金利が低いので、手持ちのキャッシュをモーゲージの支払いに当てるよりは安定した配当のある株式や債券に投資した方がいいのだろうけど、このお金はちょっとでも目減りするのが嫌でキャッシュで持っていたもの。それから、そういう理屈とは別に、この際、超低金利モーゲージ・低支払いを体験してみたいという安直な理由もあって、手持ちの現金をキャッシュ・インしてリファイナンスすることにした。(そのあたりの計算の詳細は以前に書いた。ここに使った数字は計算上の例えで、実際の額ではない。)

8月の下旬にING DIRECTで2.75%の5/1 ARMを宣伝してたので、そのサイトの指示に従ってオンラインで情報を記入したら、翌日、ING DIRECTから電話がかかってきて「本当にリファイナンスしますか?今の時点でノーと言えば、あなたには何の費用もかかりませんが、ここでイエスと言って、あとになって気が変わったら、家のアプレイザル、タイトルサーチなどの実費をいただくことになります。」とのこと。

ここでイエスと言ったら、すぐにING DIRECTの自分の口座の中にモーゲージの項目が出来、まずは提出しなければならない書類の一覧がポストされた。2年分のW-2、最近の給与証明、保険の証明など、スキャンして指定されたページにアップロードするようになっている。(FAXも可となっていたけれど、はっきり言ってFAXよりスキャンの方がその場で相手に届いたことが確認できるので安心。同業の方には「ペーパーのオンライン投稿ページと同じような感じ」と言えば、わかってもらえるかも。)同時に、同じく自分の口座内にモーゲージ申請の進展状況を示すページが登場し、「お送りいただいた書類を確認しました」「タイトルサーチが完了しました」「アプレイザルを発注しました」など、一つ一つの項目をクリアするたびにメールでアラートが来て、チェックできるようになっていた。

やがてアプレイザーから電話がかかってきて、家のアプレイザル(実際に家を見て、評価額を見積もる)の日程を決め、タイトルカンパニーから電話がかかってきてクロージングの相談。

「クロージングはオンラインで行いますがよろしいですか?オンライン・クロージングを希望されない場合は、お送りした書類にご自分でノータリーの前でサインして送り返していただくこともできますが、その場合、当方が書類の説明を行うことはできません。」

モーゲージのクロージングはこれまでに何回もしているから、どういう書類が出て来るのかはだいたい予想はついたが、オンライン・クロージングがどんなものか興味があったので、そちらを選択した。

クロージングの際には、書類にわたしの署名が必要になるが、オンライン・クロージングだとそれは不可能。(アクロバットのPDF署名機能などは、まだこの手の書類には認められてないようだ。)代理人が署名することを許可するLimited Power of Attorneyの書類が送られてきて、それにノータリーの前でサインして送り返す。タイトルカンパニーはUPSと提携していて、ノータリーのいるUPSのオフィスに行けば、無料でノータライズされる仕組みになっているらしいが、うちは大学内の同じ建物の中にノータリーの人がいるので、そこに持っていってノータライズしてもらい、自分でFedExで送った。

やがてアプレイザルの結果がサイト内にポストされ、最終段階に。先週、タイトルカンパニーから、「あなたのモーゲージは9月28日以降ならいつでもクローズできます」とメールが来たので、どうせオンライン・クロージングだから行き帰りの時間の無駄もないし、さっさと済ませてしまおうということで、今日、朝一番にクローズした。

オンライン・クロージングとはカンファレンスコールとウェブミーティングを組み合わせたもの。約束の時間に指定された電話番号にかけ、ウェブミーティングにアクセスし、ミーティングコードを入力するとクロージング・オフィサーとカンファレンスコールでつながる。州によってはクロージングに弁護士の同席が義務づけられているところもあるが、その場合の弁護士もタイトルカンパニーが用意してくれるらしい。(もちろん自分の弁護士を同席させることもできる。)コンピューターの画面にクロージングの書類が表示され、各項目をクロージング・オフィサーが順番に説明し、異議がないかどうか質問される。経過は全部録音・録画されているらしい。全部の説明が終わったら、コンピューターの画面に「異議はありませんか?」「これらの書類に署名することに同意しますか?」などなど、もう一度質問が登場、すべてにOKを出すと終了である。それからしばらくすると、メールで「すべての書類の処理が完了しました」とのアラートが来て、タイトルカンパニーのサイトから代理人が署名した書類にアクセスできるようになっていた。

さて、わたしはキャッシュ・イン・リファイナンスなので、どうやってキャッシュを追加するのか不思議に思っていたら、(普通のクロージングなら、クロージングの席にキャッシャーズ・チェックを持っていく)ここは極めてローテク、タイトルカンパニーにキャッシャーズ・チェックを送れとのこと。

かくして、今回のリファイナンシングは、電話とコンピューターと、職場の同じ建物内のノータリーのおばちゃんと、これまた職場内にあるFedExの投函口と、徒歩圏内の銀行の支店という最小行動半径の中で完了したのだった。(もちろんキャッシャーズ・チェックがちゃんとタイトルカンパニーに届き、現在のモーゲージが完済され、その決済が済むまでは本当の終わりではないのだが。)

空港にて

今週は研究会のためにDCに出かけのだが、悪天候のために帰りの飛行機が大幅に遅れ、なんと空港で8時間過ごすはめに。研究会が終わったのは昼前だったのだが、帰りの飛行機は午後6時。一日一本の直行便なので、それしか選択肢がなかったのである。天気が良ければ美術館にでも行こうかと思っていたのだが、連日生憎の雨、雨、雨。メトロで雨に濡れずに行けるところといえば、空港しか思いつかなかったので、結局、研究会終了後、空港に直行。そこから苦行が始まった。

しかし、空港でぼんやりと座って、いろいろ人の行動を観察してひとつ気がついたのだが、「本」(紙でできた実物)を読んでいる人が、いかに少なくなったことか!その一方、キンドル(ないし類似の所謂Eブックリーダー)やタブレット型端末(iPadなど)をいじっている人はすごく多かった。夏休みも終わった時期のウイークデイの都会の空港なので、バケーションよりはビジネス客の比率が高く、電子端末のearly adopterを多く含む集団であろうことを差し引いても、ここまでこれらの電子機器が広く浸透しているという実感を受けたのは初めての経験である。

そういえば、「ロゼッタストーン」という最近流行りの語学教材の店が空港内にあったのだが、その日本語バージョンを聞いてちょっと絶句。(明らかに日本語ネイティブなのだが、なんとなく発音が不自然。)フランス語バージョンなども、フランス語ネイティブが聞けば、あんな感じなのか?

しかし、オマハ行きの飛行機に乗る客は少ないから、扱いが軽いのは仕方ないのかもしれないが、それにしても出発時刻が変更になっても何のアナウンスもなく、挙げ句の果てに黙って出発ゲートまで勝手に変更するとは言語道断!一日一本しかない直行便だから、これに乗り損ねたら家に帰れないというのに。電光掲示板の前に貼り付いているのもバカらしいので、結局、10分毎、20分毎に航空会社のサイトで確認する羽目に。こういうときに、ゲートのあちこちに充電ステーションがあるのはありがたい。(提供はサムソン。普通の電気のコンセントが並んでるだけなので、別にサムソンの端末でなくても、充電器さえ持っていれば充電できる。広告としては賢いやり方だと思う。)

Magic Piano

iPadが初めて出たとき、ピアニストのランランがコンサートのアンコールにiPad版Magic Pianoでアンコールを弾いて話題になったが、それのiPhone版(無料!)を見つけたのでダウンロード。

ランランのアンコール

iPhoneの画面では鍵盤が小さいので、自由演奏にはやや制限があるが、雨だれのように音符が降ってくるインターフェースがなかなか面白い。いまのところ無料でダウンロードできる曲しか試していないが、暇つぶし(空港の待ち時間とか)ならこれの方がゲームよりよっぽど面白いのではないかと思う。

このSmuleという会社、他にもいろんな楽器系アプリを出している。大評判になったオカリナアプリもここの製品。