歩道 — 解決!

クリスマス前に市役所に手紙を送った歩道の補修費用の件、来年になるまで何の返事も来ないだろうと思ってたら、なんと昨日、郵便(本物の郵便)が。

その内容は…

「かくかくしかじか、市役所にご連絡いただきありがとうございました。ご指摘の歩道補修費用は、市役所が負担いたします。ご質問があれば、55X-XXXXにお電話ください。」

こんな簡単に解決するとは思ってなかったら、何だか拍子抜け。

いま、市長のリコールがかかってるし、市財政の赤字を埋めるためにレストラン税や自動車税を上げたりしたところだから、ちょっと市役所全体が低姿勢なのかな?

あと、今回学習したことは、証拠に残る返事が欲しければ、電話番号を書かずに郵便でやり取りするのが一番、ということ。電話だと、いざというときに、「言った」「言ってない」で問題になるのが嫌だから。

よって今回の市役所の手紙は、大事に保管するものとする。

Favicon

どうでもいいことだけど、以前から懸案だったファビコンを作ってみた。何でヘ音記号かというと、この記号はアルファベットのFの字を記号化したものだから。(右の点ふたつが、Fの横棒二本に相当する。)Freedom FriesのFです。
ただし、手っ取り早くてっぺんのフォルダに入れただけだから、古いブラウザだと見えないかもしれません。悪しからず。

不動産バブルの犠牲者がこんなところに

これまで半年、教会のレッスン室のオルガンでずっと練習してきたのだが、やはり練習用のオルガン(ペダル付き)が家に一台欲しいところ。オルガンの先生から「中古オルガンの広告が出てたよ。」とメールが来たので、実物を見に行くことにした。

売り主は六十代後半か七十代くらいの爺さん。わたしは世間話(small talk)があまり得意でないのだが、同行した同居人が聞き出したところを総合すると、オルガンは娘(?孫?)のためについ最近、中古で買ったもの。しかし今住んでる家を手放して近くに住む娘のところに身を寄せることになったので、そうなると置き場所がない。だから買ったばかりのオルガンを手放すのだと。

さらによく話を聞いてみると、どうやらモーゲージからwalk awayしようとしている様子。爺さんの家のある辺りはオマハのダウンタウンから離れた新興住宅街(と言ってもオマハは狭いので、ダウンタウンから車で20分ほどだが)で、いまだに新しい土地が売りに出ている地区。新築だって今なら住宅不況で投げ売りになっているだろうから、こんなところで築五年ほどの家を売るには相当時間がかかるだろうことが容易に予想された。

しかし!

この爺さんの家が築五年ということは、爺さん夫婦は六十代でおそらく普通のモーゲージを組んで、この家を買ったはず。その年で、新たに一軒家を買うという行為そのものに、住宅バブル時のメンタリティがありありと浮かんでくる。家の前に出ていた「売り家」の看板の不動産エージェントの名字が爺さんと同じ名字だったところをみると、どうやらこのエージェントは爺さんの娘(あるいは義娘)ではないだろうか?ということは、この家を買ったのも、彼女の勧めだった可能性がある。(「お父さん、老後資金を手っ取り早く増やすには不動産が一番よ。今(2005年頃?)、新築を買っても、お父さん、お母さんが介護が必要になるまであと10年か20年。その頃までには不動産は大きく値上がりしてるはずだから、お父さんたちが介護施設に行くときにこの家を売れば、介護費用は十分賄えるわよ。」*)

その上、モーゲージからwalk awayしている様子にもかかわらず、家の中には立派なクリスマスツリーが飾られ、ツリーの周りには孫のためと思われるクリスマスプレゼントがきれいにラッピングされて用意されていた。まあ、アメリカというのは見かけの立派な安物が簡単に手に入る国だから、クリスマスツリーやプレゼントを見て「こんなことにお金を浪費するなんて」と言いつらうのも何だが、これがやっぱりアメリカではよくある経済感覚なのかな?モーゲージよりもクリスマスプレゼントの方が優先順位が高いとは…

今日のNew York Timesにloan modificationに成功した夫婦の話が出ていたが、この人たちだってもともとバブルの頂点で頭金なし、変動金利で家を買って、モーゲージが払えなくなったのがトラブルの始まり。「この経験に懲りたので、今では1、2ヶ月のモーゲージ支払い分に当たる金額をsavings accountに入れておくようにしてます。」…ちょっと「お金」ってもんをなめてるんじゃない?

* これはわたしの勝手な想像です。事実を確認したわけではありません。

Tax Holiday

賛否両論のオバマ減税政策だが、これのおかげで来年一年間、social security taxが減税になることが決定。たいていの給与所得者の場合、給与の6.2%がsocial security taxとして差し引かれるが、これが2011年に限り、4.2%になる。自営業の人は、普段の12.4%が10.4%に。この「連邦政府からの2%のプレゼント」をどのように有効に使うか、という記事がNew York Timesにあったのでご紹介。

  • まず、「プレゼント」の額を確認する。
  • 借金の返済(クレジットカードは当然のことながら、この記事では住宅ローン、自動車ローンを多めに払うことも勧められている)。
  • 寄付する。この辺はなんとも(寄付のさかんな)アメリカ的。でも、月100ドルを一年間寄付し続ければ、年間で1200ドル。たいていの団体で個人ドナーリストの上の方に載るね。
  • 自分へのご褒美をキャッシュで買うために貯金する。
  • リタイアメント資金として貯蓄する。このお金はもともと(リタイアメント資金の一部である)social security taxの減税で出来るお金なのだから、リタイアメント口座に入れるのは理屈にかなった行動。IRAや401Kを限度いっぱいまで入れている人は、課税口座に入れなさいと。

歩道再び

以前、家の前の歩道の補修を巡って、市役所とミニバトルをして勝ったと思いきや…(元記事はこれこれ。)

今頃になって歩道の補修の請求書が来た!(9月頃だったか、市役所の請負業者が来て、歩道の工事をしていたのだが。)

修理したのは市のマンホール(何故かどこへもつながっていないダミー)のあった一角だけなので、請求額は$165とたいした額ではないのだが、やはり市役所の責任であるべきものを自分が払わされるというのはどうも気分が悪い。そこで、これまでも経緯を再び説明しつつ、支払いを丁重にお断りする手紙を市役所に送った。

しかし、請求書には「異議のある場合は、board of equalization(日本語でなんというのだろう?家の評価額に文句がある場合も、ここに申し立てをする。)のミーティングに出頭するように」と書いてあったので、おそらくこの手紙ではらちが開かず、ミーティングに出頭しなくてはならなくなる可能性大。

シカゴ周辺などでの経験からして、こういったミーティングというのは平日の昼間に開かれるのが常で、行けば必ず半日は潰れる。もしわたしが1時間$300の弁護士だったら(残念ながら大学教員というのはこんな高給ではないが)、こんなものに出席したら、$1000の収入をふいにしてしまうことになるわけだ。そう考えれば、$165を払ってしまった方が理屈の上では得になる。(たかが$165を争うのに、弁護士を雇うわけにはいかない。)けれどやはり、納得できないものは払うわけにはいかない。

というわけで、やはりこの手紙では解決せず、board of equalizationのミーティングに出席するはめになったら、ふだん大学に行くときみたいな薄汚い格好ではなく、弁護士みたいな格好して行った方がいいのかな、などとどうでも良いことに思いを巡らせるのだった。

オルガンデビュー

今日のミサの前奏でオルガンデビュー!と書くと格好いいが、実はヒヤヒヤしながらようやく最後まで弾いたという感じ。

オルガン、特に教会にあるようなパイプオルガンは、ほとんどがカスタムメイドのせいか、ペダルの間隔が楽器によって違ったりする。うちの教会の聖堂内のオルガンは、練習用オルガンよりペダルの幅が広い。ペダルは目で見ないで、位置を体感覚として覚えて演奏するので、(実際には先生の目を盗んでチラ見するのだが)その間隔が変わるというのは習い立ての初心者にはありがたくない。しかも一回踏み損ねると、音をはずしたことの焦りと、そこから次のペダルへの位置関係がずれてくることによる焦りが重なって、なかなか辛い。オルガンの先生に「音をはずしても、止まらずに知らん顔して前に進む練習をするのよ。」と言われたけど、たしかにそれは大事かもしれない。

今日弾いたのは、アドベント(待降節)ということで、 Nun Komm der Heiden Heiland に基づく小品二曲、バッハの Orgelbuchlein (BWV 599) とスウェーリンク。バッハの方は YouTube にたくさん出ている。スウェーリンクは後期ルネサンスからバロックに分類されるオランダの作曲家で、こんな感じ。こっちはペダルがないので、これを選んだのは正解だったと思う。

ヒ素バクテリアのこと

NASA が「われわれの思い描く生命体の常識を覆すような全く新種のバクテリアが見つかった!」とニュース発表したあと二三日は、 Twitter のわたしの timeline はこの話題でもちきりだった。「このように科学の常識が覆されると、教科書を書き換えなくてはならない。紙の教科書では対応が間に合わない。やはり電子教科書を!」とかいう意見も多かったように思う。

わたしは当日に興味本位で Science のサイトでちらりと元論文(このリンクは Science Express のものなので、正式に紙面に発表されたらリンクが切れる可能性大。 DOI: 10.1126/science.1197258 で検索すると恒久的に見つかるはず。)を見たのだが、「これってリン (P) のかわりにヒ素 (As) を入れた培地でも生育できるってことは証明してるけど、本当に DNA のバックボーンが As で出来てる、とか、 ATP の代わりに ATAs を使ってる、とかそんな直接証明は全然ないやん。」というのが正直な感想だった。そのことでブログを書くかなあ、そのためには、ペーパー流し読みやなくて、ちゃんと読まなあかんなあ、でもこんな(普通の人にはどうでもええようなことに)水を差すようなこと書いてもしょうないかな、と思ってたら、世界中には同じようなことを思った人が山ほどいたらしく、今週の Nature News に論点のまとめが出ていた。

わたしはバクテリアに関しては単なるユーザー(実験を進める上で、大腸菌を使うことがしばしば必要になる)で、「微生物学」は専門ではない。専門家とユーザーの違いというのは、たとえばエクセルというプログラムを実際にプログラミングする人と、関数やマクロは使える程度の末端ユーザーくらいと思っていいだろう。その末端ユーザー的視点からデータを見た場合、妙にハイテクなデータとローテクなデータが混在していたのが最初の驚き。現在の微生物学業界でどの程度のデータの精度が要求されるのかよくわからないのだが、たとえばフェノール抽出で同位体ラベルした核酸とタンパクを分離する、などという実験方法でプロを納得させられるのか? Chargaff とか Avery とかの時代じゃあるまいし?(そういや Chargaff や Avery の元論文、読んだことなかったな。原典にあたらずにこんなことを書くのは反則だが。)あとの方に出てくる X-ray 何たら解析とかいうのはわたしの理解の範疇を越えるハイテクデータだが、どうもデータが回りくどいように思える。普通の mass spec で DNA にヒ素が入ってるか、直接測れるはずだけど?

Nature とか Science とか、実は一部では「週刊誌」と呼んでいて(実際週刊だし)、センセーショナルだけど信憑性に疑問のあるペーパーが定期的に出るんだよね。このペーパーの原著者の方は、「これはちゃんと peer review を通ったペーパーなんだから、文句があったら(ブログやメディアなんかでワイワイ言ってないで、 peer review を受けた反対意見のペーパーで)正々堂々と勝負しろ」と言い、これに対して懐疑派は「派手に記者会見までやってマスコミを騒がせたのは自分らの方じゃないか」と憤慨してるとのこと。

わたしの結論: とりあえず現段階では教科書を書き換えるには時期尚早だろう。

Dyson DC23

今朝、注文していたDyson DC23が届いたので早速試運転。幸か不幸か、土曜日は掃除の日。うちは庶民なので、自分の家は自分で掃除するのである。

別に新しい掃除機が欲しいと思っていたわけではないのだが、「底値生活 in シリコンバレー」さんでダイソンがアマゾンで安くなっていると紹介されていたので、この機会にと思って購入。ちなみにこのブログ、Google Readerに登録してチェックしている。こういうときGoogle Readerは本当に便利。各サイトを毎日回る必要なく、一カ所で更新をチェックできるから。

(この安値は期間限定だったらしく、紹介されたときには$299.00だったのが、今日アマゾンのサイトで見たら$369.99に値上がりしていた。わたしは$299、税なし、送料無料で買ったもんね。)

(ところでアマゾン、ウィキリークスのサーバーを追い出したとかで悪名を馳せているが、わたしはウィキリークスのことなんかよりも、版権の問題で個人のキンドルの中の本を勝手に消したことの方が大問題だと思う。)

閑話休題。

これまでの掃除機はケンモア(シアーズのブランド)のこれ。

買ったのは約10年前。当時はConsumer Reportを購読していたのだが、同誌でケンモアのキャニスタータイプの掃除機が良い評価を得ていたというのが、このブランドを選んだ理由である。アメリカではキャニスタータイプよりも一体型(アップライト型)の掃除機の方が一般的だと思うが、わたしは何しろ子供の頃から掃除機といえばキャニスタータイプ、と刷り込まれているので、どうしてもキャニスタータイプが欲しかった。

その上この掃除機は、日本の掃除機と同じように、ホーズの手元にスイッチがある(下の写真参照)上に、コードも巻き取り式。なかなか使い勝手が良かった。ただ、いかんせん、重いのと吸引力がまあまあなのが難。

さて、期待の星ダイソンは、というと–

一体型も同じ値段で出ていたのだが、わたしの偏見で当然キャニスタータイプを購入。なんか(Star Warsの)R2D2のミニチュア版にホーズを付けたみたいな格好だ。

ヘッドはケンモアよりも小さい。(左がダイソン、右がケンモア)

スイッチは本体にしかない。赤いのがオンオフスイッチ、白いのはコードの巻き取りスイッチ。足で押せるからいちいち屈む必要はないが、オンオフとコードの巻き取りスイッチが並んでるというのはあまり賢いデザインとは思えない。

こんなデザインをするのはアメリカ人かと思ったら、ダイソンというのはイギリスの会社なのですね。最初にブレイクしたのはハイテクの国日本だったそうな。

あと写真ではわからないけれど、ケンモアの手元スイッチはオフ、ヘッドなし本体オン、ヘッドオン本体オンの三段階切り替えだった。ダイソンはヘッドのオンオフはヘッド横のロックを手で押したり引いたりしなくてはならない。(念のため、ご自分で掃除なさらない方のために付け加えておくと、カーペットのときはヘッドをオン、固い床のときはオフにする。)ヘッドの着脱も、ケンモアはクイックリリースで足でレバーを踏んでやればヘッドがはずれるようになっていたが、ダイソンは手でレバーを操作しなければならない。ヘッドは地面に近いところにあるから、この着脱は足でできる方が理に適っている。そういう「使い勝手」という点では断然ケンモアの勝ち。(ケンモアの使い勝手はもしかしてどこか日本の家電メーカーとのタイアップ製品なのかと思うくらい、日本の掃除機に似てた。)

しかし吸引力はさすがである。カーペットの吸引力の強さ(「初めてダイソンを使うと、一回でゴミが満タンになる」)は話には聞いていたが、うちはハードウッドフロアに所々カーペットがあるだけなので、固い床での吸い込みの良さに感動した。これってひとつにはヘッドと床の接触具合がいいんだろうな。ケンモアだと固い床の上ではゴミを押すだけであまり吸わなかったから、いちいちヘッドを外してホーズで一つ一つゴミを拾うようにして吸い込む必要があった。(かくしてヘッドのクイックリリースが大いに効力を発した。)

ゴミバッグが要らない、というのもダイソンの大きな売りの一つであるらしいが、実はわたしは子供の頃からゴミバッグに憧れていたので(当時の日本のうちの掃除機にはゴミバッグがなかったので、ゴミの処理はすごくmessyだった)、これはあまり魅力ではない。でも、ゴミバッグを切らす心配がない、という点では評価しよう。

ということで、初日の感想は「この値段なら買っても損はない」。(「大損」とか揶揄されるそうですね。)ところで上級機種になると何が違うんだろう?(わたしの憧れの手元スイッチとかあるんだろうか?)