今朝、注文していたDyson DC23が届いたので早速試運転。幸か不幸か、土曜日は掃除の日。うちは庶民なので、自分の家は自分で掃除するのである。
別に新しい掃除機が欲しいと思っていたわけではないのだが、「底値生活 in シリコンバレー」さんでダイソンがアマゾンで安くなっていると紹介されていたので、この機会にと思って購入。ちなみにこのブログ、Google Readerに登録してチェックしている。こういうときGoogle Readerは本当に便利。各サイトを毎日回る必要なく、一カ所で更新をチェックできるから。
(この安値は期間限定だったらしく、紹介されたときには$299.00だったのが、今日アマゾンのサイトで見たら$369.99に値上がりしていた。わたしは$299、税なし、送料無料で買ったもんね。)
(ところでアマゾン、ウィキリークスのサーバーを追い出したとかで悪名を馳せているが、わたしはウィキリークスのことなんかよりも、版権の問題で個人のキンドルの中の本を勝手に消したことの方が大問題だと思う。)
閑話休題。
これまでの掃除機はケンモア(シアーズのブランド)のこれ。

買ったのは約10年前。当時はConsumer Reportを購読していたのだが、同誌でケンモアのキャニスタータイプの掃除機が良い評価を得ていたというのが、このブランドを選んだ理由である。アメリカではキャニスタータイプよりも一体型(アップライト型)の掃除機の方が一般的だと思うが、わたしは何しろ子供の頃から掃除機といえばキャニスタータイプ、と刷り込まれているので、どうしてもキャニスタータイプが欲しかった。
その上この掃除機は、日本の掃除機と同じように、ホーズの手元にスイッチがある(下の写真参照)上に、コードも巻き取り式。なかなか使い勝手が良かった。ただ、いかんせん、重いのと吸引力がまあまあなのが難。

さて、期待の星ダイソンは、というと–
一体型も同じ値段で出ていたのだが、わたしの偏見で当然キャニスタータイプを購入。なんか(Star Warsの)R2D2のミニチュア版にホーズを付けたみたいな格好だ。

ヘッドはケンモアよりも小さい。(左がダイソン、右がケンモア)

スイッチは本体にしかない。赤いのがオンオフスイッチ、白いのはコードの巻き取りスイッチ。足で押せるからいちいち屈む必要はないが、オンオフとコードの巻き取りスイッチが並んでるというのはあまり賢いデザインとは思えない。

こんなデザインをするのはアメリカ人かと思ったら、ダイソンというのはイギリスの会社なのですね。最初にブレイクしたのはハイテクの国日本だったそうな。
あと写真ではわからないけれど、ケンモアの手元スイッチはオフ、ヘッドなし本体オン、ヘッドオン本体オンの三段階切り替えだった。ダイソンはヘッドのオンオフはヘッド横のロックを手で押したり引いたりしなくてはならない。(念のため、ご自分で掃除なさらない方のために付け加えておくと、カーペットのときはヘッドをオン、固い床のときはオフにする。)ヘッドの着脱も、ケンモアはクイックリリースで足でレバーを踏んでやればヘッドがはずれるようになっていたが、ダイソンは手でレバーを操作しなければならない。ヘッドは地面に近いところにあるから、この着脱は足でできる方が理に適っている。そういう「使い勝手」という点では断然ケンモアの勝ち。(ケンモアの使い勝手はもしかしてどこか日本の家電メーカーとのタイアップ製品なのかと思うくらい、日本の掃除機に似てた。)
しかし吸引力はさすがである。カーペットの吸引力の強さ(「初めてダイソンを使うと、一回でゴミが満タンになる」)は話には聞いていたが、うちはハードウッドフロアに所々カーペットがあるだけなので、固い床での吸い込みの良さに感動した。これってひとつにはヘッドと床の接触具合がいいんだろうな。ケンモアだと固い床の上ではゴミを押すだけであまり吸わなかったから、いちいちヘッドを外してホーズで一つ一つゴミを拾うようにして吸い込む必要があった。(かくしてヘッドのクイックリリースが大いに効力を発した。)
ゴミバッグが要らない、というのもダイソンの大きな売りの一つであるらしいが、実はわたしは子供の頃からゴミバッグに憧れていたので(当時の日本のうちの掃除機にはゴミバッグがなかったので、ゴミの処理はすごくmessyだった)、これはあまり魅力ではない。でも、ゴミバッグを切らす心配がない、という点では評価しよう。
ということで、初日の感想は「この値段なら買っても損はない」。(「大損」とか揶揄されるそうですね。)ところで上級機種になると何が違うんだろう?(わたしの憧れの手元スイッチとかあるんだろうか?)