Summer Student その後
Jul 11th, 2010 by F Fries
六月いっぱいで中国人のsummer studentがラボを去った。次は、同様の米中交換プログラムで別の大学で2ヶ月研修するのだそうである。研究か臨床かを選ぶ前にこういうプログラムで実体験ができるというのは、本当にうらやましい限りである。
さて、N=1という統計的には何の意味もないサンプル数だが、とりあえずこの2ヶ月の感想。
まず何よりも、英語がすごく巧くなった。来た当初は、何とか頑張れば英語で意思の疎通ができる程度だったのが、2ヶ月後にはものおじせず、何でも英語で話す。ちょっとしたおしゃべり(small talk)も大丈夫。本人いわく、いちばんの上達のきっかけは、アメリカ人のsummer studentだという。同世代だとやっぱりいろいろおしゃべりしやすいのだろう。ちなみにうちはインド人が多いのだが、インド人の英語は独特のアクセントがあって、まだまだ理解不能な部分が多いとのことだった。
サイエンスの面はいうと、こちらが渡した参考文献などをもとに自分なりにまとめ、人前で話すことができる程度には上達。質疑応答を完全にこなすレベルにはまだ時間が必要だと思うが、アメリカ人の学生が、「わからない質問には、That’s a very good question. と言ってごまかすんだ。」と教えてくれた、と笑っていた。
今の中国はものすごい競争社会で、このプログラムに選抜された彼ら、彼女らは受験戦争の産物。一人っ子政策の世代なので、皆、一人っ子。思うに両親、祖父母の期待を一身に集めて、子供の頃から受験勉強に邁進してきたのだろう。そのため、社会的にはわりとナイーブな感じも否めない。実験というのは、思ったようにいかないのが当たり前なのだが、どうもそれがフラストレーションの種であるような面も見受けられた。皆、優等生だから、言われた通りに勉強したのにうまくいかなかったなどというのは初体験なのかもしれない。
もうひとつ印象に残ったのは、彼ら、彼女らの消費欲。「どうせアメリカで売ってるものなんて、全部中国製なのに、なんでわざわざ買うの?」と聞いたら、中国製でもアメリカで買う方が安いとのこと。オマハのようなところでもなんとアップルストアがあるのだが、そこでiPadまで買ってるちゃっかり者もいた。不景気で消費の落ちているアメリカ経済を救ってくれるのは、消費に目覚めつつある中国の中産階級なのかもしれない。
私がNYにいた頃の中国の留学生のイメージとは少し変わってきているんですね。根本は変わらないのかもしれないけど、なんかちょっといい印象にかわりつつあります。
わたしが初めて中国人留学生(=人民服で育った世代)と接した頃と比べて、本当に変わってきてます。みんなお金はあるし(というか、親が甘やかしてるだけという感じもする)、英語はうまいし。もちろん人口が10億もいる国ですから、格差はすごいのでしょうが、バブル期の日本のにーちゃん、ねーちゃんを彷彿とさせるものがあります。
日本の高級店で買物してるのも中国人ですもんね。最近、読んだニュース→
http://otona.yomiuri.co.jp/trip/news/100701tb06.htm
とくに大阪は中国や韓国からの観光客が多くて、道頓堀を歩いている人の半分がアジアからの観光客では。私、2年前に金龍でラーメン食べたとき、日本人は私一人でした。従業員も中国人。
しかし、2ヶ月でそれだけ英語で会話できるようになるとは逞しいですね。語学は外交的な性格でないと上達しないというのが、うちの(内公的な)相方の持論です。
日本の高級店もそうですか!どこの国でもいい、活発に消費する国がないと、世界経済が回らない。。。
中国人の学生、女の子(中国にちゃんと彼氏がいるらしい)だったのですが、どうも白人の米人学生(男、若いけど既婚。見た目は並。)となんとかおしゃべりしたくて頑張ったようなフシもあります。語学の上達には多少ヨコシマな動機が良いようです。