オープンハウス – 野次馬

近所の For Sale のサインが出ている大きな古い家(築約100年。オマハでは十分古い。面積は屋根裏、地下を勘定に入れないで 4500 sf ほど。)がオープンハウスをやっていたので見物に。うちから歩いて行く方が速いのに、「歩いて行くと野次馬だとエージェントにバレるから、車で行こう」とわざわざ車で行った。

けっこう大勢の人が出入りしていたが、どうもほとんどが近所の野次馬。こういう大きな古い家は中がどうなっているのか、皆、結構興味しんしんのようである。現在の持ち主は約3年前(バブルのはじける直前)に買ってせっせとリモデルに励んだようだが、気力(財力)が尽きたのか、完成しない状態で売りに出ている。その前はたくさんあるベッドルームをアパートとして賃貸していたらしい。古い家は光熱費などの維持費がやたらかかるので、細切れにアパートとして賃貸するというのはよくある話。とくにこの周辺は大学があるので、学生に貸すのだろう。

外観

煉瓦づくりの外観。このあたりは大きな家と小さな家がごちゃまぜに建っている不思議な neighborhood だが、この界隈の大きな家のうちでは、この家はあまり見栄えがする方ではない。

居間

玄関から入ってすぐの左手にある居間。フレンチドアがなかなか良い。暖炉は実際に使用できるのかどうか不明。この家、この部屋以外にもたくさんフレンチドアがあったと思われるが、壊れたのか、アパート時代に各ユニットの仕切としては不十分だったからか、残っているのはこの部屋のみ。こういうフレンチドア、わたしは大好きなんだけど。床は全部 hard wood floor (屋根裏は hard wood ではなく soft wood のようだったが)で、状態は非常によい。

キッチン

リモデルされたキッチン。重厚な木目調のキャビネットに白い壁という取り合わせは、わたしには理解しかねる趣味である。個人的にはキャビネットはもっと軽めの色がよい。

こういう時代の家は屋根裏が使用人部屋になっていて、使用人部屋からキッチンに直通でつながる階段があったはずなのだけど、それは撤去されたようだ。わたしは古い家のそういった現代では実用性のない「古さ」も好きなので、使用人階段がなくなっているのは非常に残念。(今の家に決めた理由のひとつは使用人階段が残ってたから。だってそんな家に住む機会ってそんなにないでしょ?)

階段

玄関を入ってすぐの正面に立派な階段がある。この写真ではあまりはっきりしないが、手すりのディテールがなかなか良い。ヴィクトリアン、エドワーディアンの小説を読めば正面の階段を昇降するのは家の主人とその家族、ならびに客人のみで、使用人はここは使えない(掃除する以外には)のである。階段とキッチンの間くらいに小さな扉(現在は封じられている)があったところをみると、そこが使用人階段の出口だったと思われる。

二階はベッドルームだが、マスターベッドルーム付属のバスルームは建設途中で挫折している。屋根裏にもバスルームが付け足されているので、ここもちゃんとベッドルームとして使える。さらに裏のガレージの二階も小さなアパートになっており、これだけあれば相当な大家族でもベッドルームが不足することはないだろう。

壁は全部味気ない白塗り、マスターバスルームは建設途中、この家のステータスに相応しく暮らそうと思えば、まだまだ大分お金を投じる必要があると思われる。ちらりと見ただけでも窓が二重窓になってない部分が多いので、それも直さないといけない。いったい今の持ち主は、暖房代にいくら払っていたのやら。このあたりは100年前は高級住宅街だったらしいが、今は mixed neighborhood なので、そこまで投資しても回収するのは難しいかもしれない。 Listing price は50万ドル。実際いくらで売れるのか、ちょっと興味がある。

2 thoughts on “オープンハウス – 野次馬

  • April 29, 2010 at 8:56 pm
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    へ~、100年築には見えないですね。私も居間、いいと思います。階段も重厚でいいです。台所の白は、ちょっとね~。オープンハウスに行く人は、ほとんどが近所の人、冷やかしだから、堂々と野次馬として行ってもいいんじゃないでしょうか。この間、行った近所のオープンハウスのlisting agentからは感謝のカードが届きました(Dがマジメに住所を書いたらしい。同じオープンハウスをやる者としての同情?)冷やかしだとわからなかったのだろうか..

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    • April 30, 2010 at 8:42 pm
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      気の毒なエージェントは、皆に「住所書いてね、書いてね」とさかんに声をかけていたので、わたしも住所を書いておきました。売り主にいちおう成果を報告しないといけないんでしょう。

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