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三軒目の家(6)〜Devil’s Advocate

Feb 10th, 2010 by F Fries

このエバンストンでの家探しでいちばん役立ったのは、同居人がDevil’s Advocateの役を果たした点だと思う。(これは意識してそういうことをしたのではなく、とにかく普段から文句の多い性格だというだけなのだけど。)

Devil’s Advocateというのは、もともとはカトリックで列聖審査の際に、列聖に反対する意見を述べる人のことを指すらしいが、そこから転じて、「いちゃもんをつける人」という意味で広く使われる。家を買うというのは結構フィーリング、感情に左右される部分が大きいので、そこで冷静にいちゃもんをつけてくれる人というのは重要なのである。

エージェントは?それに家を買う前にホームインスペクションってのをするじゃない?

エージェントは売買がまとまってはじめてコミッションが入る。だから、いったん買い手が買う気になったら、わざわざそれに水を差すようなことは自分からはしない。ホームインスペクションも、あまりに厳しくて(本当のことを言い過ぎて)買い手が尻込みしてしまうようなインスペクターはエージェントたちから総スカンをくらって仕事があまり入らなくなる。

だから、売買に関係していない人の意見というのは本当に大切。

たとえば、最初の方に見た家だが、これは予算の上限よりかなり安く、家はまあまあ、敷地は広く、この値段でこれだったら許せるかなという物件だった。ところが家の外に出たとたん、同居人がリビングルームの出窓を指さして、「ほら、あの出窓のところ、外壁の色が違ってる。これは出窓の部分が崩れてやり直したのかもしれない。」そう言われてみれば、確かに壁の色が微妙に違っている。(でも普通は気がつかないような差。)そのひと言で、この物件は「まあまあ」から「ボツ」に転落した。

別の物件。エバンストン北西部、同じ街のなかでもやや値段が高めの地域。(High Schoolはどこも同じなのだが、ここはElementary Schoolの人気が高い。)よく手入れの行き届いたきれいな家で、壁の色も家具もマッチして、非常に見栄えがよい。「この家が良さそうに見えるのはインテリアデザイナーの力量。家自体はすごく小さいし、敷地も狭い。それに家具は売り手が持って行ってしまうんだから、いくら今、良さそうに見えても、物件の価値には関係ない。こんなデザインにだまされるヤツの気が知れん。」

とにかくどの物件も片っ端からこの調子。確かにわたしが見てもこんなのヤダと思うようなのもたくさんあったけど(小さい傾いたような家に、キッチンだけ今風のステンレスの製品を押し込んでGourmet Kitchenと歌っていたり、屋根裏を無理矢理改造して二階建てと称してみたり、この「二階」はわたしでも頭がつかえそうなくらい天井が低かった)、これではわたしと同居人の両方の気に入る物件なんか存在しないのではないかとだんだん不安になってきた。

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Posted in FI, House | 6 Comments

6 Responses to “三軒目の家(6)〜Devil’s Advocate”

  1. on 11 Feb 2010 at 1:54 am1Chee

    同居人さん、わたしみたいです。笑

  2. on 11 Feb 2010 at 10:37 am2O-ya

    目が2組あるだけでも助かりますよね。ウチも相方と私が気づくところが違ってて、自称”Big picture guy”の彼は、信じられないところを見落とす。私は床の傾きに敏感。が、aesthetically challenged。
    エージェントだけでなく、Title Compも、そのEscrow Officerも、売れないと手数料が入らないという仕組みは大いに問題ありだと思いますね。Inspectorは、しょうむない細かいところばかり気にして、大きなのをよく見逃すので、私たちは使いません。
    では、お気をつけて。今日は、ここもかなりの雪なのですが、飛行機飛んでるんでしょうか。

  3. on 13 Feb 2010 at 5:16 pm3F Fries

    Cheeさん、さすがエンジニアですね。今度家を探すときはCheeさんに同行してもらおうかしら。。。

  4. on 13 Feb 2010 at 5:18 pm4F Fries

    Inspectorってやっぱりそうですか。でも、完璧な家ってありませんから、どこで妥協するかですよね。First time buyerにはときどき完璧を求めすぎる人がいるような気がします。

  5. on 14 Feb 2010 at 11:39 pm5O-ya

    Inspectorで思い出しましたが、うちのFLのテナントが以前所有していたシロアリにボロボロにされた家。Inspectorがシロアリ被害を見逃したらしい。シロアリはtermite inspectorを雇っているはずですが… 訴えたくても、とっくに廃業しているらしく、Inspectorを訴えても勝ち目はないし。昨年、相談を受けたので、「売主訴えたら」と言ったら実の母親… 元々、母親がlemonをつかまされたらしいですが。(でも、母親はさっさと別の家を買い替え、娘にlemonを買わせた!)

  6. on 15 Feb 2010 at 5:24 pm6F Fries

    わたしも実はMDの家にシロアリちゃんがいました。Mid-Atlanticの気候だと何年か以上たった木造建築にはいるのがあたりまえ、要はちゃんとメンテを続けているかどうかが一番肝心だと言われました。毎年業者に薬撒いてもらってましたけど、結局はその部分を建て直すことになりました。自家を保有すればこういうことで数千ドルから1万ドル単位のお金が出て行きますものねえ、その覚悟のない人は家を買うべきでないと思います。でもMDの物件はタウンハウスでしたから、うちにいたということは、隣近所もシロアリにやられてるってことでしょうね。

    FLのテナントさんのお母さん、すごいですね。親しい人との間にお金がからむと赤の他人よりもやっかいだということですね。

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