Googleは日本では一番になれない?

今日のNew York Timesにおもしろい記事があった。アメリカでは検索エンジンとしてダントツの地位を誇るGoogleが、日本ではYahooに大きく引き離されて二位なのだそうだ。

Yahoo Japanは日本の企業として受入れられているのに、何故Googleは完全に日本に溶け込めないのか?Google EarthのStreet Viewのカメラの位置、地図と被差別部落問題、あまりにシンプルなサイトデザイン、ほんのちょっとした所がひとつひとつ日本人の感性に完全にマッチしないと評価されているらしい。

わたしがはじめてコンピューターを買った頃は、アメリカの英語システムのコンピューターに日本語を入れるとしょっちゅうフリーズするという話を聞いていたので、コンピューターというのは英語でしか使ったことがなかった。ブラウザも初期のものはラテンアルファベット以外は読めなかったから、日本語のサイトも見た事がなかった。だから日本のサイトがどのような経緯を経て成長してきたのかは知らないのだけど、たしかにアメリカのサイトと日本のサイトのデザインの好みの違いというのは非常に大きい。日本のサイトはとにかく余白を嫌う。どうしても白が残ってしまう場合は、壁紙を使ってでも白を隠す。アメリカのサイトも結構にぎにぎしいところもあるけれど、Googleなどはその超シンプル性が高く評価されており、その傾向は今後も続くだろう。高度に発達した顔文字も日本特有のものだろう。なにしろ、うちの母でさえ携帯メールに顔文字を使っているというのだから。(その上、彼女の携帯の機種は顔文字の種類が少ないと不満げである。)

しかしGoogleにとって日本マーケットは非常に魅力のあるものらしい。その理由の一つは、非常に発達したテクノロジーが広く行き渡っていること。日本に比べるとアメリカの携帯テクノロジーなどまだまだ未熟な部分が多く、最新のテクノロジーは日本でトライしたいのだそうだ。携帯用のQRコードなんて、アメリカには今のところ存在しない。

アメリカの求人広告でよくlocalization expertという言葉を見かけるが、localizationというのは単に言葉を翻訳するだけのものではないことが実感される。テクノロジーが生活の一部となるに従って、それは各地域固有の文化とますます密接に結びつくようになるのである。

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