California旅行ー帰り道

行きはのんびりと観光を兼ねてドライブした今回の旅行でしたが、帰りは強行軍でした。(よって写真はありません。)

八月の下旬になると、新しい大学院生がラボをうろうろし始めるので、あんまりのんびり帰るわけにはいきません。最初はわたし一人、飛行機で帰ることも考えたのですが、すったもんだの末に二人で交代でドライブして、二日で帰ることに決定しました。

どの高速を通るかにもよりますが、南カリフォルニアとオマハとの距離は1600マイル(約2600 km)前後。だだっ広いアメリカの一つ良い点は、時速70マイルで10時間走れば、本当に700マイル進むことです。日本の高速だと、時速100キロで10時間走っても、渋滞やら料金所やらトンネルやらで、なかなか1000キロ進めませんからね。

帰り、一日目。デザートホットスプリングスからI-15に戻ります。高速(I-10)でI-15に合流すると、このあたりはもうロサンジェルスの郊外なので渋滞するかもしれないというので、砂漠の中を通る道を選びました。砂漠の中といっても、カリフォルニアは結構人が住んでいる。こんなところに住んで、どうやって暮らしているのか、不思議ではあります。

ネバダに入ってラスベガス周辺で渋滞に巻き込まれてしまいました。ラスベガスはいまだに高速が街のど真ん中を通り、逃げ場がないのですね。おまけに高速拡張のためかあちこちで工事中だったのも災いしました。

でも、これを抜けるとあとは交通量激減。ユタの真ん中あたりは制限速度80マイル(時速約130 km)試行ルートになっていて、どんどん進みます。(ユタはかなりの部分が75マイル制限。10マイルオーバーまでは大抵見逃してもらえるので、80マイル制限だと、実際90マイルくらいで走ることが可能になります。)

行きは西に向かうので、中部時間、山岳時間、太平洋時間と日増しに時刻が遅れ、その分、日没が遅くなっていったわけですが、帰りはその逆で、日増しに日没が早くなることになります。人里離れた高速道路を夜に走ると、シカなどの動物が出るのが困りもの。そのため日没後はあまり長時間、走らないことにしています。結局一日目はユタの真ん中あたりでリタイアしました。

走行距離592マイル(952 km)。
day8

さて、1600マイルの行程のうち、一日目に600マイル弱しか走ってないけど、本当に二日で家に帰れるんだろうか?

行きはI-70でコロラドを横断しましたが、帰りは違うルートを通ろうということで、I-15をソルトレイクシティーの近くまで上がり、そこからI-80に乗ってワイオミングを横断することにしました。ソルトレイクシティーの周辺は、これまた渋滞する可能性が高いので、手前で高速を降りて映画祭で有名なサンダンスの方に向かいます。サンダンスのあたりは本当に息を飲むように美しい景色で、写真に撮れなかったのが残念。その代わりにサンダンスリゾートのサイトを見つけましたので、そこのビデオを見てみてください。ハイウェーから見えるのも、本当にこんな景色です。

ソルトレイクシティーの東側でI-80に乗り、ひたすら走ります。ワイオミングはただただ広大な草原が広がるのみで、大きな街はありません。なにせ、州の総人口が約五十万人、州都シャイアンの人口が五万人というところですから。ワイオミング州はコロラド州のすぐ北ですが、コロラドのロッキー山脈のような険しい山ではなく、比較的なだらかな高原が州の真ん中を貫きます。I-80は開拓時代の東西を結ぶルートの一つに沿っていますが、なるほど開拓者たちがこのルートを選んだ理由がうかがわれます。

現在でも鉱物資源の採掘がワイオミングの経済の主要な部分を占め、高速道路からでも石炭やら石油の採掘が見られます。こういう風景を見ると、アメリカは未だに資源の豊富な国なのだなと実感します。石油の産出国でありながら、国内の需要を賄うために莫大な量の原油を輸入し、コスト削減のために製造業の相当部分を海外に送り出してしまったけれど、それでも日本の風景を知る立場としては、延々と広がるトウモロコシ畑、悠々と草を食む牛たち、そして現在でも稼働中の石油ポンプ、こういったものがアメリカの自信(と奢り)の根底にあるのだと感じざるを得ません。

さて、ようやくワイオミングの東の端まで来たところで、行く手に真っ黒な雨雲が!意を決して雲の中に突入すると、果して滝のような雨と激しい風、さらには雹まで降り始めました。この季節、アメリカ中西部では激しい雷雨や竜巻が起こるので、旅行の最中にそれにぶち当たったら嫌だなとは思っていたのですが、この段になって暴風雨に巻き込まれるとは。一寸先も見えないほどの大雨の中、車の前をtumbleweedが転がっていきます。(Tumbleweedって日本語で何ていうんだろうと思ったら、ウィキペディアに記事を見つけました。「Tumbleweedの転がる景色」というのは、日本語の「ペンペン草の生える景色」という語感にちょっと近いものがあります。)

ここで遅れをとったせいもあって、夜の九時過ぎまで必死で走り続けるも、結局家までたどり着けず、あと180マイルほど残してカーニーという街で一泊することになりました。

走行距離872マイル(1403 km)!day9

次の朝は早起きして残りの180マイルを制覇。もう当分、車でどこにも行きたくない。

2 thoughts on “California旅行ー帰り道

  • September 3, 2009 at 11:51 pm
    Permalink

    大き目の雹なんて降って来たときには、車に穴が開いてしまいます。
    私なら、この時点でダウンかな。。。。

    以前、娘と二人で高速を走っている中、集中豪雨に巻き込まれた事があります。
    真っ暗で、霧もかかって、センターラインが見えない!!!!
    あまりに怖くて、道の真ん中で止まりそうになりましたが、止まって後続車にぶち当たられる方が怖いので、前の車のテールライトを頼りにそろそろ(30kmぐらい?)運転したのを覚えています。そんな中、100km近くで追い越し車線を走るトラックには思いっきりブーイングです。だって、路上に貯まった雨水を跳ね上げて、滝の中にしていくんだもの・・・・・。
    そして、人がこんなに怖い思いをして運転している横で、熟睡していた娘に、特大の雷が落ちたのは、言うまでもありません(^_^;)

    Reply
    • September 4, 2009 at 8:18 pm
      Permalink

      親が運転中に熟睡できるのは、それだけ信頼している証拠ですよね(?)わたしは同居人が運転中にときどき叫ぶので、「叫ぶな」と怒られます。
      是が非でも家に帰り着くという目標がなければ、あの雨の中、絶対リタイアしてます。おかげで車はきれいになりましたけど。。。

      Reply

Leave a Reply

Your email address will not be published.

下の空欄に正しい数字を半角で入力してください。 * Time limit is exhausted. Please reload CAPTCHA.