Wind farm

一週間ほど前に所用でアイオワに行きましたが、一年前と比べて大きく変わったのは、風力発電の風車が雨後のタケノコのようにニョキニョキ生えていたこと。一年、二年前のアイオワ(ならびに中西部一帯)の主眼はエタノールだったことを思うと、驚くほどの変わり身の早さです。

ブッシュ政権下ではアメリカ政府は地球温暖化の防止に不熱心でしたが、それでもとくに9/11のテロを機に「輸入原油への依存度を減らそう」というスローガンは唱えていました。その中から登場したのがトウモロコシから採れるエタノールを石油に混ぜるという奇策(?)で、これは落ち着いて考えると、トウモロコシを加工してエタノールにするのに必要なエネルギー資源の方が、エタノールを使うことによって節約できる資源より多いという珍妙なものでした。昨年夏、原油価格の暴騰とともにトウモロコシの値段も高騰し、その機運に乗った農家は相当な利益を得たようですが、秋になって経済がクラッシュすると同時にエタノールの「エ」の字も聞かないようになりました。

それに代って、なのかどうかよくわかりませんが、最近注目を集めているのが風力。これを設置するには、適度に風が強く、周囲に何もさえぎるものがない、かつ人口の密集していない土地が必要ですが、中西部の平原はこの条件にぴったり適います。この風景を目障りと思うかどうかは人それぞれだと思いますが、自動車で高速道路を走っていて、丘を越えたとたん、あたりに風車が整然と立ち並ぶ様は、なかなか圧巻です。

img_0315

Leave a Reply

Your email address will not be published.

下の空欄に正しい数字を半角で入力してください。 * Time limit is exhausted. Please reload CAPTCHA.