ネリーの行方

新車を買って、前の車はどうしたのというお尋ねをいただきました。

最初はネリー(前の車、カムリ)はディーラーで下取り(trade in)してもらうつもりだったのですが、実際、ディーラーで見積もってもらうと、何と$1700と言われました。

これが、買ったのがプリウスでなく他の車だったら、値引き交渉の一部としてもう少し高く下取ってもらえたのだろうけれど、何しろ今のところ、プリウスは定価でしか扱ってないから、向こうも強気。いろいろ押したり引いたりして、ようやく$2000というところまで来ましたが、「$2000だったら自分で売った方がましだから、連れて帰ろう。」とディーラーからは二台の車で帰ってきました。

アメリカでは個人間の車の売買が非常にさかんです。うちの同居人は車が好きなので、ディーラーに行く前にCraigslist(今や全米を制覇した無料ネット掲示板)で同程度のカムリの値段をすでに調べており、それによるとオマハ界隈では同型式車は$4000以上の値で広告が出ているとのこと。

「自分の感触としては、この車に$4000は法外な値段だと思うけれど、オマハは中古車の値段が高いみたいでね。同じ車がシカゴのCraigslistだったら$2800くらいで出てるけど。」

同居人はネリーに愛着を持っていて、一時は新車を買っても近場用にネリーを家に置いておいたらどうだろうとまで言っていたのですが、近場といっても公道を運転するとなると、毎年税金は払わなくちゃならないし、保険もかけないといけない。年に何回乗るかわからない車に、何百ドルもの維持費を払うのもいやだから、何とかしてネリーをあきらめさせるために、エサをまきました。

すなわち、
「二週間以内にネリーを売ったら、その収益は全部、あんたのもんにしてもいい。」(ネリーもエスメラルダも、名目上はわたしの車です。)

効果てきめん!

その日のうちにネリーの写真を撮り、Craigslistに載せました。

アメリカで中古車が高いのは、車が生活必需品だからだと思います。ニューヨークやシカゴといったごく一部の地域をのぞいて、車がないと仕事や買い物にすら行けない、だから、相当生活が困窮していても、無理してでも車を買います。程度の良い中古車、とくに日本車は故障せずに長持ちすると定評があるので、古くなっても人気があります。(日本では走行距離が20万キロを越えた車なんて、見向きもされないと思いますが、アメリカではまだまだ現役です。)ネリーも同程度の車が$4000を越える値段で広告されているところ、それよりも少し下の価格設定で広告したら、二日で買い手がつきました。約束通り、収益は同居人のものです。

ネリーちゃん、頑張って第二の人生を歩んでね。

2 thoughts on “ネリーの行方

  • June 30, 2009 at 3:21 am
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    私がNYで買った車は、2000ドルでした。
    最初私は、1000ドルしか出さないと強気だったのですが。。。。。
    イタリアに数日後に帰国するという車大好きのピザ屋の兄ちゃんからビュイックを譲り受けました。
    いつも行くピザ屋の店先にSALEとデカデカと札が貼ってあったので、電話して交渉です。最初確か5000ドルって言っていたような????
    ガレージキーピングでとってもい状態で、あんちゃんの言うこともわかるんだけど、私の当初の予算は1000ドル。そしてあんちゃんは帰国が迫ってあせっている。。。。
    2000ドルで手打ちは安い買い物だったと思います。
    帰国までの3年間、この車で、いっぱいアメリカ中を旅行したので、アメ車って意外と丈夫ですよね。壊れても簡単に直るし。。。。

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    • June 30, 2009 at 11:44 pm
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      5000ドルから2000ドルまで値下がりしたんですね。個人での車の売買というのは、うまくいくときにはそういう掘り出し物がありますよね。アメ車はたしかに構造が簡単なんだそうです。プリウスなんか故障したら、近所の修理屋では簡単に直りそうもありません。そういう心配を口にしたら、同居人いわく、「君、もうちょっと日本製品に自信を持ちなさい。日本製なんだから、そんな簡単には壊れないだろう。」とのことなのですが。。。

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